goo blog サービス終了のお知らせ 

野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

2018年猪名川(藻川)下りアユ調査

2018-10-17 | 野生生物を調査研究する会歴史

猪名川で中学校でアユの調査を指導している中西氏より報告がありました。

アユの産卵場所や天然アユと養殖アユの生態分布調査など何年もかけて調査されています。

 

猪名川(藻川)下りアユ調査      

  とき:2018年10月8日(祝)

  ところ:猪名川 大井井堰

  参加者:成良中学校ネイチャークラブ 7名 協力 藻川漁協 

  内容: 投網によるアユ採集と観察

      その他の漁法による魚調査(たも網、四手網、セルビン)

      採集できた魚の解剖調査

      採集できた魚の塩焼き 味比べ

活動報告

  投網やセルビン、追い込み漁などでアユの採集をおこないました。
  アユのほか ハゼ イトモロコも獲れました。
  とれた魚は計測

  体長 12.7cm オス(写真)

   アユのメスは再放流しました。
  学校にもどり、学校で栽培し収獲したサツマイモや捕れた魚を炭火で塩焼きにして味見しました。
                             最高の一日を過ごすことができたようです


2004年 福地渓谷

2018-10-15 | 野生生物を調査研究する会歴史

毎年11月には秋の紅葉を訪ねていろいろな場所へ

2004年が最初だったと思います。

兵庫県立森林林業センター→福地渓谷→家原(えばら)遺跡公園のコースでの観察会でした。

2004年11月14日 福知渓谷に秋をたずねて

兵庫県立森林林業センターで兵庫県の森林・林業のお話を伺う。手前の顕微鏡では松を枯らす「マツノザイセンチュウ」を見せていただきました。「マツノザイセンチュウ」は「マツノマダラカミキリ」の体の中に入り、松を移動して枯らしていくそうです。

 森林林業センターの前で見つけた秋。のどかな秋の風景とともに、、台風の被害によって大きな杉の木が何本もなぎ倒されているのを目にし、、自然の凄さにも触れることができました。

 

福知渓谷の紅葉。燃えるような赤が見事ですね。 

福知渓谷にはこのように大きな岩がごろごろしています。水量も豊富で流れ落ちる水が紅葉とともにすばらしい眺めを見せてくれます。

 家原(えばら)遺跡公園の竪穴住居。

この遺跡公園には縄文時代から中世にかけての住居跡があり、各時代の住居が復元されています。

 

竪穴式住居の中。正面にかまどが見えます。
入り口は腰をかがめないと入れませんが、中は広くて天井も高く、意外と居心地がよさそうでした。

(ナチュラリストクラブHPより)

エコツアーを兼ねての観察会でした

 


2011年 湖北水鳥センターでの野鳥観察

2018-10-12 | 野生生物を調査研究する会歴史

年に1度は遠くのフィールドでの観察会を計画しています

●2011年11月20日(日) 「水辺の野鳥観察」
今月はミニバスで湖北野鳥センターに野鳥の観察に行きました。
長浜市湖北町の琵琶湖岸は1988年に今月はミニバスで湖北野鳥センターに野鳥の観察に行きました。
長浜市湖北町の琵琶湖岸は1988年に「湖北水鳥センター」として整備され「湖北水鳥センター」が併設されました。
1993年に琵琶湖がラムサール条約に登録され、1997年には環境省により「琵琶湖水鳥・湿地センター」が開設されました。
ここはコハクチョウや天然記念物のオオヒシクイの越冬地となっています。


7:30阪急宝塚駅集合、一路湖北へ。琵琶湖といっても長浜市は東側にあり、結構時間がかかります。到着予定は11時。途中菩提寺パーキングエリアで休憩。タヌキがお出迎え、早速なりきる人が。ここのパーキングエリアは最近改装されたのか、トイレがとてもきれいです!


渋滞もなく予定通り到着。まずは湖の東側の池周辺と田んぼを散策。この田んぼは水を引き込んであり、実験的にビオトープが作られています。さらに奥の田んぼはコハクチョウのエサ場となっています。池にはマガモ、コガモ、オナガガモなどがたくさんいました。


池の向こう側にたくさんのコハクチョウが見えます。田んぼにエサをまいてエサ場にしているそうです。早速行ってみましょう!


この日は雨が降ったりやんだり日が射したりで何度も虹が見えました。なんと二重の虹も!移動するメンバーの上にも虹がかかっているのが見えますか


いました、いました。たくさんのコハクチョウがエサをついばんでいます。器用に片足で立っている鳥もいました。後ろの方に足を伸ばしているんですがバランスを上手にとって結構長い間このままでの恰好で立っていました。


左の写真、後ろにいる顔がグレーの鳥が幼鳥。くちばしもまだ黄色い部分がありません。体にもグレーの色が残っています。みにくいアヒルの子のお話が思い出されますね。


マガンが一緒にエサを食べていました。右が成鳥で顔の部分が白く胸に黒班があります。左は幼鳥でまだ特徴が現れていません。マガンが飛ぶ時はI字型やV字型のきれいな編隊を組んで飛びます。


水鳥センターに到着。マルチビジョンに映し出される水鳥の自動撮影カメラで観察。下の写真はヒシの実。オオヒシクイはこんな硬くて大きい実を砕いて飲み込みます。大きい実を飲み込んで喉がプックリ膨らんでいる面白い映像も見せてい頂きました。


水鳥センターにはフィールドスコープが20台備え付けられています。これで見ると対岸の鳥が間近にいるようにはっきりと見えます。右の写真の木が生えている辺りが鳥のねぐらです。


フィールドスコープにコンパクトデジカメを押し当てて撮影してみました。遠くにある木がこんなにはっきりと見えます。白い鳥はコハクチョウで多分体調が悪いのでエサ場に行かなかったのでしょう、と言うことでした。コハクチョウは仲間意識が強く一羽が残ると必ず連れも残るそうです。はっきり見えませんが、2羽寄り添っています。


レクチャールームを借りて昼食を食べた後は各自で近くを散策。近くの川にオオバンがいました。とても用心深くて人が近寄ってくる気配がするとすっとヨシの中に隠れてしまい、なかなか写真がとれませんでした。やっと出てきたところをパチリ。


さらにここには天然記念物のオオワシが毎年訪れています。普通は北海道で越冬するのですがなぜか彼女は琵琶湖が気に入って毎年やってくるそうです。ただしかなりの高齢(?)とかで毎年その時期になると「今年は来るかな?」と空を見上げる日が続くそうです。今年はまだ来ていないとのことで残念。写真は実物大の模型です。羽根を広げると2.4mあります。


たくさんの水鳥を観察して2時半過ぎに帰路に。車内で手作りのガマズミ酒をいただきました。とってもきれいな色です。ガマズミの赤がそのまま出てますね!今回は焼酎ではなくいいちこに漬けこんだとのこと、そのせいか色が出るのが早かったそうです。ごちそうさまでした!として整備され「湖北水鳥センター」が併設されました。1993年に琵琶湖がラムサール条約に登録され、1997年には環境省により「琵琶湖水鳥・湿地センター」が開設されました。ここはコハクチョウや天然記念物のオオヒシクイの越冬地となっています。

2011年度ナチュラリストクラブhpより

 


2006年--奈良公園の自然-春日原生林を訪ねて--

2018-10-11 | 野生生物を調査研究する会歴史

最近、外国人が多くなった奈良公園
2006年の観察の時は秋の行楽でも、人が多くて困ることもなかったように思う。昔日の感がある。
生きてる大和川をもとに観察会を行った。
ナチュラリストクラブのホーム

2006年 10月15日(日) 奈良公園の自然-春日原生林を訪ねて--


今回は奈良の春日原生林を訪ねました。快晴に恵まれ、奈良の自然を楽しむことができました。
10時に近鉄奈良駅に集合。今回の参加者は20名。
野生生物を調査研究する会で調査を行ない本にまとめた「生きている大和川」の紹介をしていただき、大和川付け替え工事の資料をいただく。

興福寺境内を通り飛火野へ向かう。興福寺は中金堂を興福寺創建1300年に当たる平成22年完成を目標に再建中。

奈良公園には野生のシカが約1200頭。公園内の芝生は格好のえさで、鹿に食べられいつも刈り取ったように整然としている。
 指差しているのはイワヒメワラビ。奈良公園の植物はシカとの共存。毒があるため鹿に食べられずに残っている植物が多く見られる。
 また後ろにある木の下枝も一定の高さまで鹿に食べられ見通しがよい。(ディアラインというそうです)

15日はちょうどシカの角切の最終日。園内には角を切られたシカが何頭もいた。シカの角は毎年生え変わり角の形で年齢がわかる。
 写真は泥浴び(ヌタうち)をしている角を切られたオスジカの写真がとれました。


ナギの木。やはりシカが好まないのでそのままの樹形を保っている。
 春日大社の神事にはサカキの代わりにこのナギが使われることが多い。


春日大社には釣燈籠、石燈籠合わせて約3000基があり、節分とお盆にはずべての燈籠に火がともされる「万燈籠」の行事があり、とても幻想的。
 ここで昼食を取る。

昼食後、春日原生林で植物の解説をしていただきながら妙見宮まで歩く。春日原生林は現在世界遺産に登録されている。春日山原生林には、1,100年以上も人の手が入っていないそうです。


イチイガシの大木。1100年以上も手を加えられていない原生林にはスギやイチイガシの巨木がたくさんある。 その他、ナギ・ヤマモモ・シイノキ・アラカシ・ツクバネガシ・イチイガシ・カゴノキ・アオガシ・イスノキ・サカキ・クロバイなどがみられる。


 (ナチュラリストクラブのHPより)


2008年五月山観察会2

2018-10-09 | 野生生物を調査研究する会歴史

五月山の自然・新発見 その2 2008年 10月19日(日)

池田市五月山の自然を探る。都市部に近い山なのに多くの自然が残っている公園です

今回はアサギマダラの調査を見学できたこと。三田の里山でも10月7日の里山活動で見つけました、

すでに渡りが始まっているようです。

さて、

------------------------

池田五月山での観察会の2回目の記録です。今日のコースは「五月山山の家」~「市民の森」。

10時阪急池田駅に集合。池田駅バス停より五月ヶ丘バス停までバスに乗りました。前回はここまで歩きました。
バス停近くで見た物は、赤い実をつけたソテツ。ソテツの新芽が出るとクロマダラソテツシジミが出てくるとか。少し歩くとチョウが飛んでいました。
他にこのあたりではイチモンジセセリ、オオチャバネセセリ、チャバネセセリ、ヤマトシジミが。

広場に到着。ここでは「池田・人と自然の会」の先生たち3人がアサギマダラの渡りを調査されていました。
虫取り網をお借りして、アサギマダラ捕獲に挑戦。童心に帰りました。全部で4匹捕獲、マーキングなしは1匹だけ。
後の3匹は五月山でマーキングされたものでした。今年の調査で一番遠くから飛んできたのは福島県から2匹とか。


アサギマダラはヒヨドリバナ、フジバカマなどの花に寄ってくるとか。
ヒヨドリバナやフジバカマなどの植物に含まれるアルカロイドを取り込み毒化し、敵から身を守っているのだそうです。
捕獲するときは白いタオルの先を結び、ぐるぐると回すと白色に反応して寄ってくるのだそうです。


マーキングは後羽の白い部分に捕獲した人のイニシャル・場所(ST=五月山)通し番号・日付などを油性のフェルトペンの黒で書き込まれます。
きちっと決められているわけではありませんが、おおよそ全国的に同じように行われている様です。最後にサイズを測り、放します。

アサギマダラは死んだフルをするらしく、暴れることなく、マーキングが終わっても少しの間横たわっていますが、そのうち静かにふわ~と飛び立ちました。

昼食後は杉ヶ谷コースへ。
歩きながら巻貝の殻を拾い進みました。途中高さ2mの垂直になった場所をロープを伝って下りるところがあり、“えー!どうしよう”と言いながらも全員無事おりました。

緑のセンター近くまで戻り、そこで拾ってきた巻貝を広げ仲間ごとに分け、お話を伺いました。
ヤマトタニシ・オオケマイマイ・ニッポンマイマ・イクチベニマイマイ・アツブタガイの5種類。
クチベニマイマイ一匹以外は全部白くなった殻のみ。貝も寿命がくると白くなっていくのだそうです。
死因にもいろいろ寿命・不慮の事故(石の間に挟まって動けなくて)・乾燥でなど。
カタツムリは生まれた時から殻をつけていて、カラが割れても自己修復するのだそうです。
見つけたクチベニマイマイにも割れた跡がありましたが、きれいに修復していました。


<今日観察することが出来た生物>
コウヤボオキ、ナラガシワ、ノブドウ、アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、カネタタキ・モリオカメコオロギ(この2匹は声のみ)センチコガネ、テングチョウ、フキバッタ、オオカマキリ・カマキリの卵等
(ナチュラリストクラブHPより)


2011年 池田市五月山で「秋の虫」の観察

2018-10-06 | 野生生物を調査研究する会歴史

2011年10月30日(日) 池田市五月山で「秋の虫」の観察


10月の2回目観察会は五月山で秋の虫の観察です。
天気予報は午後から雨。午前中も時折ポツポツ雨粒が落ちてきましたがひどくはならず無事終了しました。


今日は落ち葉をかき分けて下に潜んでいる虫を捜します。
モリオカメコオロギ、モリチャバネゴキブリ、ヒナカマキリなどが見つかるそうです。ヒナカマキリは日本最小のカマキリで、先生も今年に入ってまだ2匹しか見てないそうです。一体どんなカマキリなんでしょうか。


バスを降りて坂道を上がり始めた途端、先生が「うわぁ~」と大きな声。何事かと足を止めるとヒナカマキリが!「今日はこれを1時間ぐらいかけて捜してもらおうと思っていたんですが・・・」と。
なんとラッキーな。2cmもない小さなカマキリで一見木の枝にしか見えません。「ピントが後ろですね」と言われましたが、何度やってもきれいに撮れませんでした。


「お天気が良くないのであまり虫がいなかったら見てもらおうと思って」と言って取りだしたのはノートパソコン。今見たばかりのヒナカマキリを見せていただきました。今日捜す予定のほかの虫の写真も見て準備はばっちり。
よくにたカマキリにヒメカマキリがいますが、ヒナカマキリのほうが小さいので見分けがつきます。


モリチャバネゴキブリの幼虫です。家の中にいるゴキブリは森の中では生活できませんが、モリチャバネゴキブリは同様に森の中でしか生活できません。ゴキブリと名前は付いていますが小さくて意外とかわいい・・・かも。山ではもう紅葉が始まっていました。真ん中の木はケヤキでしょうか。左右の木は?です。

クロコノマチョウ。薄暗い森林の中によくいます。

今日もオオスズメバチを見ました。オオスズメバチは黒い色のものを攻撃する習性があるので、この時期の観察会は黒い服はやめておいた方がよいそうです。髪の毛も帽子などで隠した方がよいとか。

赤とんぼ発見。トンボはちょっと見ただけでは区別できないものが多く、先生は早速網を出して捕獲準備。これはヒメアカネのオス。顔が白いので区別しやすいです。

他にオオアオイトトンボがいましたが残念ながらピントが合わず写真が撮れませんでした。細いトンボを撮るのは難しい!

オオカマキリ。体が大きく前足の付け根の間が黄色です。チョウセンカマキリはここがオレンジ色をしていますい。鋭いカマで引っ掻かれるととても痛いです。


ハラビロカマキリ。今日はカマキリを3種類も見ることができました。もうすぐ11月なんですが頑張って生きているんですね。

Y君は虫かご持参。早速捕まえたモリオカメコオロギを入れてました。モリオカメコオロギは林の中の落ち葉の下などにいます。体長1.3mmぐらいの小さなコオロギでぴょんぴょん跳ねるので捕まえるのが大変!


普段の心がけがよいのか(?)観察会終了まで何とか天気が持ちました。その上先生に「これを見つけたらもう観察会は終わりにしてもいいです」とまで言わせたヒナカマキリがいちばん最初に見つかりました。寒くなっても木の葉の下でたくさんの虫が生きているんですね。

(ナチュラリストクラブのhp過去観察より)

 


2008年出版活動「生きている猪名川改訂版」の刊行

2018-09-30 | 野生生物を調査研究する会歴史

2008年出版活動「生きている猪名川改訂版」の刊行

「生きている猪名川(改訂版)」を2008年秋に刊行しました。
既に、流域の川西市、伊丹市、尼崎市、宝塚市などの小学校・中学校に寄贈させていただきました。

改訂版の内容
以前の「生きている猪名川(増補版)」よりも内容を精選しました。
新たにカタツムリのなかなどの新しい項目も付け加え、写真等の大幅な入れ替えを行いました。

総合的な学習等で地域学習に活用されることを願っています。

2018年現在残部少しあり


2007年由良川調査報告

2018-09-27 | 野生生物を調査研究する会歴史

由良川流域

由良川の調査の中間報告をおこなった。日本海に流れる本としては由良川がはじめて。

気候は日本海気候、自然堤防良川の特徴の一つが、広く連続する河畔林。 これは、洪水の時の流勢を弱めるための水害防備林で、かつて植えられた竹などが現在に残っているものです。

由良川沿いには桑が植えられ洪水の被害を防ぐ工夫がなされていたが、この地方の地場産業であった養蚕業はほとんど なくなった。

綾部という地名も養蚕のなのこり。

また、由良川流域は古代から人々がくらし、古代遺跡が残っています。流域には今も伝えられる伝説や民話も多く、

有名なのは「山椒大夫」

話は平安末期、越後を旅していた母子連れは、人買いに騙され生き別れになった「厨子王と安寿」の物語。

源流部は秘境と呼ばれる芦生原生林

大正10年(1921)に、京都大学が学術研究および実地演習の目的で、99ヶ年の地上権を設定、演習林を開設し現在にいたる。

芦生の森は日本海型と太平洋型の各気候帯の移行帯に位置している。これらのことから、世界の温帯林の中でも種類数がもっとも多い日本の森林のなかでも、芦生の森はさまざまな要素の、多くの植物から構成されていることが特徴となっている。(木本植物243種、草本植物532種、シダ85種)
日本海要素としては、冬季多雪の日本海型気候を反映し、エゾユズリハ、ヒメアオキ、ハイイヌガヤ、チャボガヤなどが自生する。太平洋要素としては、イヌブナ、クリ、シデ類などの樹種が共存していることが特徴である。標高600m付近まで、常緑広葉樹であるウラジロガシが分布し、それより上の標高にはブナ、ミズナラが主体となるが、森林帯の境界は不明瞭である

 

サケの遡上する川としては南限。川流域にはサケを神の使いとする神社があり、サケが由良川にとって重要な魚であったことが分かります。由良川はサケの遡上する南限の川と言われています。由良川では、古くからやな漁などによってサケをとっていた。

(「生きている由良川」近況報告より)

 

 

 

 

 

 

 


 

 


2014年--里山保全活動 4--

2018-09-23 | 野生生物を調査研究する会歴史

2014年里山保全活動4

2014年度の里山保全活動最後のページです。

一般の方に参加していただくため、帰る時に何かお土産があればよいなと思って活動したことがあります

里山保全だけの活動では、汗だけで、時には、目的が重すぎることになる

それで、楽しみながら参加してもらえるように考えたのが、里山の資源です。

チャノキがあるので、茶摘み、コナラを切り倒したときにシイタケ菌をうえる。秋にはアケビなどの食べられる実の採取、つる植物をかったときはリースづくりなど 子どもたちにも参加を呼びかけ観察会なども

作業は作業として 楽しみは楽しみとして

そして、忘年会をしようとか新年会をしようとか

年の初めには山の神様に一年の作業の安全を祈願したりと、定例化したものも

2018年は台風のため再び倒木がふえました。後半は倒木整理になりそうです

2014年度の報告です。(ナチュラリストクラブのホームページより抜粋)

****************************
2014年12月7日(日)
作業:リース用のツル取り、忘年会

今日はリース用のツルを取った後、鍋を囲んで忘年会。
まずはツル取り。いつも同じ場所で採取するのであまりないかと思ったけれど、良く見るとまだツルに絡みつかれた木があちこちに。
たくさん採れました、これだけあれば十分です。運びやすいように何気に巻いたツルですが、もうこれだけで立派なリースの雰囲気!になりました。
去年の春に種菌を植え付けたホダ木からシイタケがニョキニョキ生えてきました。先月来た時は影も形もなかったのに。暖かかったのと適度に雨が降ったのが良かったのでしょうか。いくつかはシイタケと思えないほど大きく成長。
朝は池に氷が張っていましたが日が昇るにつれて寒さが緩んで来て、楽しい作業&忘年会になりました。

2015年1月11日(日)
作業:山の神様にお参り、常緑樹伐採

山の神様に今年の作業の無事を祈願、その後西側の常緑樹を切りました。まずは山の神様にお参りです。
やはり1月、寒いですね。椅子の上に掛けてあったブルーシートにたまった水が凍って落ち葉入りの素敵なオブジェの出来上がり。お参りの後は常緑樹、おもにヒサカキを伐採。
里山の雑木林は人の手が入った林。手を入れずにおくと常緑樹が次第に増えてきて、地面に日が当たらなくなり、コナラ・クヌギなどの落葉樹がドングリを落としても次の世代の木が育つことができません。現在は薪として利用することはほとんどないのですが、それでも暗い森は植生が単一化してしまいます。

2015年2月1日(日)
作業:常緑樹伐採

今朝は外を見ると道路まで真っ白の雪。出発を遅らせて里山に出発。
幸い、途中も里山近くも大した雪ではなかったので、無事に到着。
あちらこちらにうっすらと雪が積もっていました。
今回は、先月行った作業の続き、コバノミツバツツジ以外の常緑樹を切っていき、先月の場所から南に下って行きました。
常緑樹を切っていくとあたりがすっかり明るくなり、その先には池が現れました。その池には以前、サンショウウオがいたそうです。作業を終えていつもの休憩場所に戻ってきたときには、雪はすっかり消えていました。


2014年里山保全活動3

2018-09-23 | 野生生物を調査研究する会歴史

2014年9月から11月まで

第一日曜日を定例の活動日にしています。定例の日の活動をナチュラリストクラブの皆さんが記録に残していただいています。

台風の後は、松枯れナラがれの木がたおれ里山の道をふさぎます。この一年、定例日以外の活動も、倒木を片付けるのにかかった一年でした。

里山保全活動3
2014年9月7日(日)作業:池横斜面の草刈り

先月の台風と最近頻繁にあるスコールのような豪雨で、里山の木があちこちで倒れていました。
取り敢えず通路をふさいでいた木を小さく切って処分。太い木は小型ののこぎりではとても時間がかかるので他の倒木は後日チェーンソーで野生生物を貯砂研究する会の方々に切って貰う事にしました。

2014年10月5日(日)作業:休憩場所横の斜面の整備
今日はいつも休憩している場所から上の斜面を整備しました。この場所も一度下の方のウラジロを刈ったのですが、あまり手入れされていない場所。細い雑木がたくさん生えています。ソヨゴ・ヒサカキ・サカキなどの常緑樹を全部切りました。
アキチョウジがきれいに咲いていました。他にイナカギク、シロタエギク、アキノタムラソウなどが咲いていました。

2014年11月2日(日)
作業:ネットの補修

ナチュラリストクラブの作業は今日は雨のため作業は中止、とメールが入っていたらしいのだけれど、それを知らなかった3名、参加。
着いたら野生生物を調査研究する会の皆さんが作業中、でも「濡れていて滑りやすいから作業はしなくていいですよ」と。
それでは、と山頂の様子を見に行くと、ネットの支柱は斜めに倒れ、ネットは一部破れヘクソカズラやヤマイモ、スズメウリのツルが絡みついていました。
最近は下の遊歩道周りの整備に追われ、山頂はほったらかしでしたものね、できる範囲で補修。