コロンボ警部！

ピーター・フォークさん！

あなたの声が聞こえて来ます！

日本語は、小池朝雄さんでしたが、

吹き替えのstudioで、低音の奥深いあなたの声を幾度聴いたかなぁ～？

「コロンボ」は、ゲストの声の吹き替えを、三、四度している！

犯人役の声も刑事さんの声も、テストも本番も、ヘッドホンで聞こえて来る！

小池さんの吹き替えは抜群でしたが、あなたの声も好きでした！

何時までも耳から離れないと思います……！

人なつっこい笑顔も！

歌声……♪

朝日新聞の“音楽展望”の欄で、

音楽評論家、吉田秀和さんが、フェリシティ・ロット(写真)の独唱会のことを書いておられる。

四月の東京銀座の王子ホールでの。

「きれいに透き通った高音と、
しっとりと落ちついて遠くまで影を投げてゆくような中音をあやつって音楽をつくってゆくのは昔と変わらないが、
そこに今は戯れに通じるような軽みが加わった。」と。

“軽み”！

“戯れ”！

役者が目指すのもこれであります！

ロットさんが、アンコールで歌った、リヒャルト・シュトラウスの「あした」を聴きたかった！

“あした、また、太陽が輝くでしょう……”♪

「祈るように、音の一つ一つをゆっくり噛みしめながら、静かに歌っていた。」……そうです♪！