奈良県で寺の住職を務めながらシンガー・ソングライターの活動を続ける三浦明利(あかり)=写真=が、アルバム「灯(あか)り-akari-」(オーマガトキ)を出した。
伸びやかで澄みきったボーカルと、仏教の世界観が反映した歌詞が印象的だ。
例えば、〈如来大悲の恩徳は 身を粉にしても報ずべし〉と、親鸞の和讃(わさん)「恩徳讃(おんどくさん)」をファンキーなアレンジで聴かせる。「仏教がインドに始まり、中国を経て日本に至るまで」をイメージしたインストゥルメンタル曲「Asian Soul」では、ダイナミックなギター演奏を聴かせるほか、「雨あがり」など都会的なしゃれた楽曲も。「僧侶である私も、ギタリストやボーカリストとしての私も出したかった」と振り返る。
中学時代にギターに出合った。バンド活動を続け、大規模なオーディションで優勝したが、住職の仕事につくために脱退。その後、再会した音楽関係者に「仏教に毎日触れているからこそ、表現できるものがあるはず」などと誘われた。
収録曲の音楽スタイルは多彩だが、「多くの縁の中に生かされている私というのが、全曲を通しての大きなテーマ。生かされている私に気づかせてくれるのが仏教」という。本人による法話も収録されている。Yaff.showAffTag({'disp':'li','iseven':'','irakuten':'','w':'','t':'','a':'','m':'','p':'','seven':'','rakuten':'','isbn':'B0098PED5G'});
(2013年2月14日
読売新聞)
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