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続報15:Seagate社製ハードディスクの不具合

2009-01-22 06:06:02 | ハードウエア
 現在のところソースは不明だが,Seagate社が認めている「起動時にBIOSによって認識されない」という不具合以外の不具合といわれている「代替処理の急激な増加」に関する原因説明が2chに現れた.

 それによると,ハードディスク内のパーツ(プラッタやボイスコイル)を,12月から別の製品に切り替えたとのこと.それらが不良品であったため,代替セクタ処理が急激に増加してしまうらしい.これらの不良パーツを採用した製品は,ファームウエアのバージョンからは判定できず,シリアル番号で判定する必要があるため,チェックサイトでファームバージョンだけでなく,シリアル番号の入力も必要だったと,2chでは説明されている.

 ソースが不明なので何とも言えないが,もしこれらが事実ならば,maxtorman (1457897)の発言と合わせて考えてみると,今回の不具合の原因は
  1. 不良パーツにより大量の代替処理やエラーが発生
  2. それらの代替処理やエラーはログに記録されたが,量が多いため,何度も記録数が320エントリーをオーバーする
  3. 従って,320番目のエントリーをしたときに電源が落とされる確率が上昇
  4. 運悪く320番目のエントリーで電源を落としたユーザーは,次回電源投入時にハードディスクがBIOSで認識されなくなる
ということになるだろうか?

 しかし疑問は残る.320番目のエントリーで電源を落とす確率が上昇してたとしても,現在不具合報告されているような莫大な数のハードディスクにそれが起こるのだろうか?

 掲示板にあがっている不具合報告の雰囲気では,減算カウンターでも入っているかのように,ハードディスクの使用時間や電源投入回数がある程度のレベルまで上昇すると,認識不具合が発生しているようにも思える.

 ログに320エントリーの記録がなされた後のイベントは,最も古いエントリー(1番目)に上書きされるmaxtorman (1457897)は発言している.だが,もしこの上書き処理にバグがあり,320エントリー後に発生したイベントがすべて,320 番目のエントリーに対して上書きしているとしたら,つじつまは確かに合うのだが…


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