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PCとネットワークに関するニュースコラム.

続報:Skypeの全世界的不具合,終息へ向かうもまだ不安定

2010-12-23 18:57:44 | ネットワークサービス
私の所持するSkypeの2つのアカウントは,2台のWindows PCにそれぞれ設定してあるが,2010/12/23 18:35現在,1台はサインインした状態,もう一台がサインインできない状態が継続している.一時は2台ともサインインし,安定的接続を維持していたのだが,現在は再びSkypeのP2Pネットワークが不安定になっているようだ.

今回の不具合(スーパーノード数の減少)に対してSkype側は,メガ・スーパーノードを確保し対処を行っている.本日16:00頃になされたSkype公式ツイートでは,おおむね復旧したかのように見えた.実際,私のSkypeにおいては,その後一時的には正常な状態に戻ったようだったが,再び現在のように不安定な状態になってしまった.

もしかしたらSkype側が適切なスーパーノードが確保できたと判断し,経費のかかるであろうメガ・スーパーノードの一部あるいは全部を引き上げてしまった結果,再び不安定になってしまったのかもしれない.ただし,メガ・スーパーノードが
  • どのように生成されたのか(P2P上のクライアントの強制スーパーノード化?Skype側からの提供?)
  • どのように維持されている(いた)のか(処理能力の増減調節を行っているのか?)
がわからない以上,これも憶測に過ぎない.

プロプライエタリな技術であるSkypeが,さまざまな技術情報やネットワーク状況を,ユーザーに報告するのは難しい事は理解する.ただ,今回のような大規模不具合に対し,公開されている情報があまりにも少ないのではないか?

有料のユーザーが存在するサービスである以上,真摯な対応を望みたい.



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