WaterMind PC Blog

PCとネットワークに関するニュースコラム.

Acrobat Reader 7.0.0 登場

2005-01-09 16:20:43 | ソフト
 少々,ニュースとしては古いが,Acrobat Reader がバージョンアップし,7.0.0 となった.現在は,AdobeのUSAのサイトから日本語版をダウンロード可能.ただし今のところ,Adobe の日本のサイトからはバージョン 6.0.1 しかダウンロードできず,またAcrobat Reader6の機能である,更新機能を使用しても,バージョン7に更新することは現在は出来ない(補足:2005年1月13日に確認したところ,上記の日本のサイトからダウンロードが可能になったようです)

 さらにこのバージョン7から,動作環境要件が変更となり,Windows2000/WindowsXPが必須となった.これは,ファイル名 AcroRd32.exe から判断すると,16ビットアプリから32ビットアプリに仕様変更となったためのようだ.

 主な変更点は,
  • 起動の高速化
  • リアルタイムでのズーミングとパンニング
  • 検索機能の改善
  • フォームによる入力のサポート
  • デジタル・エディション(eBooks)をランドスケープ(横向き)やポートレート(縦向き)で表示
  • 統一された選択ツールによる素早いテキストやイメージの選択
  • PDFに添付されたファイルの保存
  • PDFにコメントや線を書込可能
  • PDFにデジタル・スタンプで押印することが可能
  • マークアップや描画ツールの使い方の自動ガイダンス
  • フォームへの入力をセーブすることが可能
 この中で,特に重要と思われるのが,「起動の高速化」だが,これにはちょっとした細工がある.バージョン7がインストールされると,スタートアップフォルダに「Adobe Reader Speed Launch(ファイル名:reader_sl.exe)」というloader(?)らしきソフトが登録され,以降PC起動時にこのソフトが常駐するようになる.このソフトは私のPCにおいては約5MBのメモリを占有している.

 このように常駐ソフトにより少々メモリを消費するものの,Acrobat Readerの起動は見違えるように素早くなった.バージョン7からは,PDFファイルを開く時の儀式である,あの長々と続くスプラッシュを見ることはない.ちなみに以前の記事に書いた,バージョン6のセキュリティホールが埋められているかどうかは不明なので注意.

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