我が家の庭にツツジが咲き始めたので、川辺に岩ツツジがどうかと歩いてみた、昔はあちこちに見られた花がほとんど無くなっていた。護岸工事の名のもとに川の岩盤が除去されており、ツツジが根こそぎ流されてしまっている。町内でも我が集落だけが、河川改修が出来にくい地勢のためかろうじて一部が残っていた。
この轟の瀬にも多くのツツジが咲いて、カジカが鳴き、蛍が乱舞していた時代も有ったが、今は藤やネコヤナギが残っているだけである。
子供の頃に川から持ち帰り庭に植えたツツジは、毎年咲いてくれるが恵まれすぎた条件で、メタボ状態であり風情が無くなっている。
我が家のサツキも綺麗ではあるが、何か足りないように思える。
子供の頃には川のどこでも見られたツツジが、今ではほとんど見られず貴重な花となってきている、川辺の岩盤の隙間にへばり付き、大雨による増水や厳しい条件にたえた姿は形までも見る人に伝わって来るものがある。川のツツジには数種あるようだが、当地で見られるのは花の下がネバネバしたモチツツジではないかと思われる、いずれにしてもヤマツツジも川のツツジも見られることは環境的にはまだ恵まれていると思いうれしくなっている。
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