おやじのこだわり田舎暮らし

自然にやさしく 美味しく安心して食べられる作物作りと スローライフな田舎の生活を楽しむ。

正月飾り

2007-12-30 21:03:59 | 行事
我が家でもようやく正月飾りが出来た。
注連飾りは自己流の手作りで、材料のウラジロや赤実は山で、ダイダイは近所で貰い、あとは自分の所でそろえられる。

今日は特に寒く、この冬の初雪が外では舞っていた。
今シーズンから設置した薪ストーブの前に筵を広げて暖をとり、例年のように手も凍える事も無く注連飾りを仕上げること出来た。





可部地区は江戸初期から昭和の初期まで、特産の山繭で栄えた街である。
近年その当時、山繭問屋が軒を並べ、正月飾りで松に替わり、良質の山繭が好んで食べた樫の葉にちなんだ、樫の門飾り が再現されていると新聞で知りを見学しに行ってきた。







最盛期には軒先で、樫の木の大きさを競ったらしいが、山繭織りの衰退と自動車通行の邪魔になるとのことで姿を消していた。
近頃山繭織りの、復活を目指す動きも出てきている。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/1d/b569387e9a67c16dbe133784535e49be.jpg

今日は冬至

2007-12-22 14:36:50 | 行事
今日は二十四節季の一つ冬至で、北半球では昼が短く、夜が一番長い日で
早朝のジョギングでもまだあたりは真っ暗である。

スパーの陳列でも今日は売り出しのため、柚子カボチャが沢山並んでいる。
昔から冬至風呂と、冬至カボチャを食べる風習があり、風邪を引かないとか、中風にならないとも言われてきた。
柚子の香油成分やビタミンC、カボチャの豊富なカロチンが、肌や粘膜を強くし、血行も良くし、感染症への抵抗力を増す為だろう。




朝市を覗いて見ても、ここでもカボチャが売られている。




最近のカボチャは、甘くほくほくした西洋カボチャが中心で、ニューランド等からの輸入品を含め年中売られている。
我が家のは日本カボチャ(写真:左)で、今では伝統野菜として栽培されている程度で、
表面がちじれているたちりめんカボチャとも言われている。
京都の鹿ケ谷カボチャも同様で、瓢箪型でちじれでいて、何れも水分が多く日本料理に向いているらしい。




薪ストーブで暖まる

2007-12-17 21:51:04 | 田舎の風景
我が家でも、今日から薪ストーブ

原油の高騰とともに、灯油の値段も十二月に入りさらに値上がりしてきている。
以前から考えてはいたが、これを機会に薪ストーブの導入をすることにした。

ストーブ本体は、鉄板製や昔ながらのダルマストーブ、西欧タイプの鋳物などいろいろある。
ストーブ本体より、煙突を設置する為の作業の方が大変であり、部品の購入から全て自分でやったため約一週間を要した。
煙突は始め屋根を抜くように考えていたが、安全性を重視し壁を通すように変更した。





今日は慣らし運転という事で、少量の薪を燃やしたが、子供の頃の囲炉裏の感じがして、
優しい暖かさである。
これで我が家も風呂とストーブが薪ということになるので、環境にもやさしくかつ灯油の値上がりにもささやかな抵抗か...。

燃料である薪の確保が大変であるがが、里山の手入れも出来、身体を動かすことになるので健康にも役立ちそうである。


参考にした友人の家の、薪ストーブも小型であるが暖かい。





五右衛門風呂の魅力

2007-12-08 19:46:25 | 田舎の風景
冬の厳しい寒さには、焚き火が一番。
我が家ではブドウ畑の片隅に、ブロックで囲んだ所で、落ち葉や山から持ち帰った枝木を
よく燃やす。




この時季、夕方少し早めに焚き火のおき火を活用して、風呂炊きをする。
燃料は前シーズン冬の間に山に入り、作ってあった松や雑木の割り木である。




我が家の五右衛門風呂は、十年ぐらい前使っていた風呂釜に穴があき、最近のユニットバスにするか迷ったが、今でも昔のような風呂釜を近くで作っているとの情報をえて、釜だけを更新し使っている。
この名称は秀吉によって処刑された、大盗賊の石川五右衛門がこれにより釜茹でされたとか、ともいい戦前の懐かしい鋳物の風呂釜でもあり、直火で加熱する方式なのでお湯が冷めにくく湯当たりがいい。

冬の冷え切った身体をじっくり温めるのに最高であるが、夏に風呂での缶ビールを一杯やるのも堪えられないものがある......。




現在でもわが国で唯一、この釜を作り続けられているメーカー大和重工
http://www.daiwajuko.co.jp/products/outdoor/goemonnosusume.html



柚子の季節

2007-12-01 09:13:25 | 田舎の風景
今年は暖かいとはいうが、今日からは師走、朝晩はやはり冷え込んできて、
庭の柚子も一段と黄色になってきた。

柚子はその実は、夏の青いうちは皮を薬味、晩秋から冬に黄色に熟したものは皮を香り付けに果汁は食酢とし、種は天然の保湿成分を含むため焼酎等に漬け化粧水としても利用できる。
また冬至には、柚子湯として風呂に入れると、その豊かな香りは、疲れた心と身体を癒してもくれる。

本柚子の良く熟したものは皮も美味しく、子供の頃のおやつでもあったが、枝には鋭い棘があり、実をもぐときに手を刺し、痛い思いをしたものだ。
実生の苗木を植えると、実がなるまで15年位もかかるので、接木苗が売られている。




近縁種の花柚子は、木と実は小ぶりで枝にも棘がない。
実も早くから沢山なり、本柚子の代用にされるが香りが少なく、皮もやや不味い。




近所にある獅子柚子は非常に大きくなり鬼柚子とも呼ばれ、実は直径が15センチ以上、重量も1kgと、本柚子の8倍位にもなるとか。




獅子柚子を1つ貰い、我が家の本柚子と比較してみると確かに大きい.....。
もっぱら皮をママレードやジャムとして利用するらしい。