二葉の里歴史の散歩道は、牛田の不動院から二葉地区そして矢賀駅までに点在する由緒ある神社.仏閣や史跡などの文化遺産を巡る散歩道である。
不動院は安芸安国寺として足利尊氏が建立、守護武田氏の菩提寺であったが衰退していた寺を、毛利の使僧で秀吉の側近とし活躍した恵瓊により再建された。
市内唯一の国宝である不動院金堂。
裏山には武田氏や恵瓊の墓、秀吉の遺髪塚、福島正則の供養塔もみられる。
京橋川に架かる工兵橋を渡り対岸に。
八剣神社 福島正則の業績の一端をし伝えられ土手に祀られている。
親鸞上人ゆかりの大銀杏、原爆の爆風から安楽寺を守り、今は山門の屋根をくり抜かれ育っている。
浅野藩始祖長政公を祀る饒津神社と藩内鎮護の祈願寺である明星院。
鶴羽根神社と広島東照宮。
戦前は練兵場が有った二葉の里。
聖光寺と尾長天満宮.国前寺。
寺社にそれぞれ七福神が祀られている。
この地区は広島城下の鬼門の方向にあり、歴史ある寺社が多く点在し見所が多く、散歩コースとし魅力一杯である。古くは城下一帯は海であり、この山沿いの地区まで海岸線が迫っており、瀬戸内海航路の重要地区でもあり、道真公も立ち寄られその遺跡が天満宮とし残ったり、戦国の防衛上拠点として重視されたとも思われる。
二葉地区は今再開発の最中で、高速道路も計画されており、医療や商業拠点として生まれ変わりつつあり、10年後にはどの様な変貌をとげていることだろうか。