別府温泉への家族旅行で多少時間があったので 、以前から気になっていた日出市を一人で歩いてみた。
日出のは秀吉の正室ねねの甥、木下延俊が拓き二万五千石の小さな城下町であるが、豊臣氏系の外様大名には珍しく明治時代までをしぶとく生き抜いた城下町である。
中心部からは離れているが麦焼酎でしられる、二階堂美術館があり日本画の秀品を見ることができる。
城下の西には真言宗の古刹蓮華寺と若宮八幡宮が並び建ち、秋の例祭には市が立ち賑わったとのこと。
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城下町の武家屋敷は東西に延びている。
暘谷城の石垣は穴太氏の手により自然石を用いた穴太積で、長い歴史を耐えてきた力強さが感じられる
。
城は別府湾を望み、沖合に有名な城下カレイの網のブイも見ることが出来る。
大分県に残る唯一の 藩校施設。
近代和風建築の的山荘からも別府湾が一望でき、城下カレイ料理が味わえるらしい。
二の丸跡には武家屋敷が復元され、観光協会の施設となっており、旧家の雛人形の展示、土産品や軽食の販売もあり、郷土料理だんご汁も味わうことができる。
まだ肌寒い二月の平日では、訪れる人はほとんどなく、のんびりとこの小さな城下町楽しむ事ができた。
余裕があれば上がり料亭的山荘で、名物城下カレイを肴に一杯出来れば最高であろうが.....。
また近くの深江港の旧回天特攻基地跡や、さらに杵築城下にも興味があったのだが。