おやじのこだわり田舎暮らし

自然にやさしく 美味しく安心して食べられる作物作りと スローライフな田舎の生活を楽しむ。

早春のフキノトウ

2009-02-22 12:34:58 | 山の恵み
フキノトウは山菜では一番始めに、その姿を見せて春を感じさせてくれる。

日当たりの良い場所で数日前から、出ていたがこのところ蕾が開いてきた。

  


フキノトウのほろ苦いその味は、天ぷらや和え物やフキノトウ味噌等で味合うことの出来る。




当地でも都会から山菜採りの人達を、林道沿いでよく見かけるようになったが、わらびぜんまいコゴミも山が荒れ採れにくいようである。

又マナーが悪いと言うか、タラノメ等は全て根こそぎに採っていく人もいるため、翌年は育たないで枯れているもある。



冬のアヤメ

2009-02-15 13:45:20 | 田舎の風景
このところ二月とは思えないような、春を感じさせる陽気である。

我が家の庭先に、紫の花が咲いてきた。
調べてみると、この暖かさで咲いたのではなく、アヤメの一種寒アヤメらしい。
五月に咲くアヤメと異なり背丈が半分ほどしかなく、開花も短いとのこと。

奈良の石光寺が有名らしいが、冬のこの時期には珍しく貴重な紫の花である。

 

冬の山口を訪れて

2009-02-08 08:34:26 | 旅行
冬の農閑期、前から郷土史の調査で山口を訪ねてみようと思っていた。

田舎のわが町は中世からからの荘園の記録が、厳島文書として残っていて、戦国時代には
毛利元就の故郷である高田郡に属していた。
当地の領主は中郡衆として毛利氏に属し、その勢力拡大のため各地で闘い活躍した。
関が原の役により中国十カ国の太守から周防.長門に減封されたのでそれに従い一部は
山口に移り、大部分はとうちで帰農した。
毛利家臣の記録としては有名な萩藩閥閲録があり、各家の伝承が整理されていて山口文書館で閲覧出来るとのことで今回訪れてみた。


文書舘は山口県図書館のなかにあり、専任研究員の親切な助言により目的としていた郷土関係の閥閲録を閲覧し写真複写もさせてもらうことが出来た。

 



山口での見学としては、大内文化の瑠璃光寺の五重塔や館跡の残る町並みをゆっくり歩いて、宿は白弧の湯で知られる湯田温泉で、足湯や肌あたりの良い掛け流しの湯、冬の味覚ふぐ料理を堪能した。

 


翌日は列車で城下町の長府向かうが、長門の国府として神功皇后の史跡もあり、そして毛利の支藩である長府藩の城下町であり、川には鯉や鴨が泳ぎ古びた武家屋敷の土塀や一昔前の商店街もなぜか懐かしい。

 

功山寺本堂は鎌倉時代の唐様禅宗様式の国宝建造物である。
団体バスでの観光客もここまでで、裏山にはこの地で自刃して果てた大内氏最後の当主義永のひっそりした墓や、柵で囲まれた豪華な長府毛利氏の墓も訪れる人も少ない。





人気があるのは有名な唐戸市場、せりの終わっている昼時間でも観光客が、フグが並び唐揚げフグチリ、海産物、握りずしも売られている。
二階の回転寿司店も行列が出来ていて、ネタも多く新鮮で満足できた。

 





最後に訪れた赤間神宮、鮮やかな朱色の社殿とひっそりとした平家一門の墓は好対照であった。
また境内の売店にはお守りなどと共に、全国平家落人の里一覧の冊子も売られていたのが目を引いた。




ともかく今回の山口の旅は、古代.中世.近世の歴史を訪ね、冬の味を楽しむことができたが、文書館の調査には一人での再行が必要であろう。

くろがねもち

2009-02-01 12:34:15 | 田舎の風景
くどがねもちは語呂が良いこともあってか庭や街路によく植えられている、モチノキ属の常緑樹である。
5-6月には白い花が咲き、を求める蜂が集まり、11-2月には赤い実を沢山付けて、冬場の野鳥達にとっては貴重な食料である。
樹皮からは勿論、良質のトリモチも採れるが、葉っぱや幹はすす病になり易いためか黒ずんでいることが多い。


隣のくろがねもちの大木にも、先週までは赤い実がまだ沢山見ることが出来た。

 


大型のムクドリの大群の襲来により、今朝見て見ると綺麗に丸坊主状態になっていた。




野鳥を狙って、猫も活躍したらしく鳥の羽や、ショック死したのかほとんど無傷のムクドリも落ちていた。