おやじのこだわり田舎暮らし

自然にやさしく 美味しく安心して食べられる作物作りと スローライフな田舎の生活を楽しむ。

いちょうの生命力

2006-11-30 07:54:30 | 田舎の風景
いちようは生命力の非常に強い木である。
今から約2億2000万年前の中世代に栄えた植物で、生きた化石と言われている。
先日の朝のテレビ、所さんの”目がテン”でその一部を紹介していた。
果実(銀杏)の、あの強烈な悪臭は実を狙う小動物(サル、ねずみ、タヌキ等)を撃退し食べささず実を守り、葉もアレルギー物質を含み虫などが食べないと言う。
今美しい秋の黄葉にしても、他の木々のように赤くならないのは、樹のほうに葉の糖分を移し落葉するためとか。
昔から銀杏は、咳をおさえ、淡を切り、身体を温め、尿のコントロールに有用とされていたし、近年ドイツではいちょう葉エキスは脳の血流改善効果がありアルツハイマー予防薬として認められているとのこと。

神社には、神木としてよく植えられている。
写真は、井原の新宮神社のもので広島市で一番の巨樹で樹齢600年以上と言われていて市の天然記念物に指定されている老大木である(幹まわり約7M)...。




これは口田の新宮神社のいちょうで、樹齢約400年ぐらいか、幹まわり約3.5Mで高さも25M以上あり市の保存樹に指定されている。
朝のジョギング(散歩)コースで、神社に参拝したあと両手で触れながら、その生命力というか精気とイメージで対話している。




毎年秋には、沢山の実をつけ銀杏として 恵んでくれる。
風雨の強い日の、朝は競うようにまだ暗いなかを拾い集める人が多い。
少し果肉が軟らかくなるまで放置して、水で洗いきれいにし乾燥して保存する。
私は ペンチで挟みひびを入れレンジ約1分処理し、酒のつまみにする。
美味しいが、あまり食べ過ぎないように10個程度までにしないと!!










我が家のきのこ

2006-11-25 08:20:15 | 山の恵み
我が家では 自家用にきのこを栽培している。
いずれも山のくぬぎ等の原木を使い 椎茸のほだ木が100本ぐらいでクリタケナメコ等が少し。
今年は多少遅れているが 秋のこの時季には色々なきのこが楽しめる。
写真は椎茸で 秋から春が中心であるが 夏場に生える高温性の品種も
今年から試しに植菌したので来夏からどうか..。




桜の原木に生えたクリタケであまり市販されていないが あえ物やいため物にすると美味しい。
栗の木でも生えるらしいので 増やしてみたい。




椎茸の原木の残りのくぬぎに生えた 2年目のナメコ
みそ汁や鍋物はじめ何にでも使え 市販品より大きくぬめりも新鮮で
美味しい。



これからの農作業の無い冬は山仕事が中心であるが きのこの原木も伐採し
玉切り、植菌もしながら毎年少しずつ更新していく。
今年は新たに ヒラタケ、エノキタケ、ハタケヒメジ等もやってみたい。




中学の同窓会

2006-11-20 08:10:24 | 行事

11月16日(木) 第八回になる中学校同窓会で島根の温泉へ行く。
懐かしい顔が先生2名を含め20名集まり 宿からの迎えのバスで中でも話がはずむ。
高速を約2時間走って しまね海洋館アクアスに着くが平日でもありオープン時の混雑がうそのような静けさ...。
食事後の見学のメインは やはり人気のシロイルカショーでTVでも知られている
幸せの輪バブリングも見せてくれた。




宿は リフレパークきんたの里で各地の第3セクターが不振の中 広島地区までの
送迎と温泉、料理が売りとか結構賑わっていた。
夕方からの メインの宴会では地物の美味しい料理と酒に心地よく酔い童心に返って 歌い、踊りと楽しい時を過ごす.......。




翌朝 浜田市のお魚センターに寄ったので 各自土産の水産物を買いこんでいた。
私は 地元の人にあらかじめ聞いていた市場近くの魚屋さんに足をのばしてみた。
トロ箱で並んだ 地の魚が無造作であるが沢山ならんでいる こういう雰囲気大好き。
近所への土産も兼ね アマダイ、ミズイカ、ノドグロを箱一杯買い たっぷり氷を入れて貰う。
とにかく安く 今朝上がったばかりなので新鮮 次はマイカーで来なければ。

帰りの道は一般道で 紅葉の始まった中国山地の秋を楽しみながらを縦断し 温井ダムまで行き昼食をする。
午後はアーチ式では黒部についで 156Mと日本で2番の高さのダムを見学する。



次回を 3年後と約束して解散。





ダッチオーブンで作る男の料理

2006-11-15 08:12:53 | 料理
ダッチ.オーブンを知っていますか?
何でも料理出来ると 本場アメリカではカーボーイやハンター、アウトドアマンに愛用されているのがキャンプ.ダッチである。
日本でもキャンプ料理用として紹介され愛用者が増えているとのこと 最近ではアウトドアショップなどで見られるようになった。
鋳鉄の無骨な黒い鉄鍋であるが 一度使用するととりこになる人が多くダッチャー
呼ばれているらしい。

2年前に友人からその魅力を聞かされ 家で利用することが多いので キッチン.ダッチ.オーブン(LODGE 10インチ)を購入し使用している。

恒例のバーベキュー会で好評であった 鶏の蒸し焼きである。
中抜きの鶏を丸ごと一羽つかい 腹にニンニクや玉ねぎ、ジャガイモ等の野菜を詰め
ダッチ.オーブンに入れ蓋をして 90-120分火に掛けておく。
出来上がれば 塩コショーを振って食べるだけ....。




ダッチ.オーブンを使ったさつま芋の焼芋も簡単である。
小石とともに洗った芋を入れ 60-90分程度火に掛けるだけ。
新ジャガやトウモロコシも同様にして 美味しいのが出来る。




ダッチ.オーブンで本当に何の料理でもできるが 無水鍋のように水なしで焦げつかないので材料をいれて火に掛けておくだけで 男に似合う料理である。
シュチューやカレーも 炒めたり煮込むのが一つの鍋で出来るし 味も最高。
写真は 鹿の骨付き肉を使った、自己流シュチュー。




使用後は手早く洗い火に掛け水を飛ばしやらなければ鉄サビが出ることがある。 オリーブオイル等をつけて拭き大事にしてやれば 使い込むほどにブラック.ポットと呼ばれる美しい黒光りする鍋となる。

今年のお米

2006-11-09 08:19:01 | 農業
今年も 美味しいお米が出来ました。
例年どうりの手植えの古代米と 新しく始めたお布団農法の綿雪姫ですが 共に疎植で元気な稲を育てることによる 
収量だけでない 安心して食べられる有機無農薬のお米です。
すべて お米の栄養と生命力を生かす発芽玄米として食べるつもり。

昨年に大根で話題があったが これは水路のコンクリートのわずかな隙間で頑張っている ど根性古代米




写真の古代米は赤米、紫黒米、緑米、各種混合の4品。
混合米は6品種ぐらいの米が入っているが 田んぼでの出穂期の景観は
素晴らしいが 今年もやはり倒れてほとんど手刈りで大変だった。
右下の緑米は完熟らしく色が薄い もう少し早刈りしたほうが良さそう。




綿雪姫とは水稲布マルチ直播有機栽培でできた 省力で環境にやさしく、安全で
美味しいお米である。
今年始めてのことで 戸惑いながらも研究会でいただいた栽培指針を元になんとか
作れました。
水管理が最大のポイントらしいので この冬は土作りと水路等の改修をやるつもり。



今年のきのこ狩り

2006-11-04 22:24:33 | 山の恵み
こちらでは松茸はじめきのこは 一般になばと言われて秋のこの時季まで採取の為よく
山に入る。

広島県は松茸の生産では全国一といわれ 今年も初期には順調で豊作と思われたが 
その後雨が無かった為、一転してまったく採れなくなった。
山もカラカラに乾いていて 雑なば(各種シメジ、クロッコウ)もほとんど見ることが出来ない。

昨日も近所の友人と山に入り 松茸を探したが全然なく山のの手入れだけをして帰る。
枯松の倒木を片付けると共に 茂りすぎている雑木切り適度の日当たりを確保したり
又積もりすぎた落葉かきなどである。
昔であれば燃料の確保のため 日常の作業であったのだが今は誰もやらず山は荒れていて
これでは松茸はじめきのこが生えないも当然である。

写真の我が家の山も50年ぐらい前までは良く採れる松茸山で行けば
買い物カゴに一杯有ったものだが 松が枯れ荒れ放題になっていた。
数年かけて 手入れをした効果が出て わずかながら地面にに松の芽が出てきているので20年後ぐらいには 再び松茸が生えてくるかもしれない。




香茸は今年も少し採れた 秋、広葉樹林に群生する。
このきのこは 特有の香りがあり田舎では炊き込み御飯やちらし寿司の具として 食べられていた。
乾燥して保存し 湯に戻して野菜との炊き合わせなど 精進料理によく使われる。




近所でいただいた ホウキタケ(ねずみ茸)。
美しいきのこで サンゴのような形で先端は薄ピンクで松茸と同じような場所に生える。
鹿が少しかじっていたが 朝の味噌汁の具として用い 一部はやはり香茸と一緒に乾して保存している。
煮付けにすると美味しいので 楽しみである。