おやじのこだわり田舎暮らし

自然にやさしく 美味しく安心して食べられる作物作りと スローライフな田舎の生活を楽しむ。

菊芋を知っていますか

2006-09-30 10:09:47 | 農業
菊芋は北米原産のキク科の植物で 日本には江戸時代の末に伝来したとのこと 天然のインスリンとも言われ
イヌリンなどの多糖類やポリフェノールまたビタミン、ミネラルを多く含み自然派機能性食品として近年注目されている。
春に芋を植え付けると 9月上旬には黄色い花をつける。
生命力が強く荒地でも良く育ち 戦後の食糧難の時代にはよく食べられていたそうです。




収穫は11月頃から行い 掘るとこのような芋が沢山付いています。
保存は乾燥に弱いので 水はけのよい所に穴をほり土に埋め 上に稲わらなどをかけ
ておけばよい。
暖かい地方では出来た芋は土中でそのままにしておき 食べる時に必要なだけ掘ればよい。




料理の方法としては 昔からの漬物にする方法のほか 煮物やサラダなど色々あるでしょうが 
写真のようなラッキョウ酢に漬けるだけでも簡単で 酒のつまみになります。


彼岸花は満開

2006-09-25 21:03:43 | 田舎の風景
彼岸花は秋の彼岸の頃に咲き始める 今年は例年より4-5日遅れているがこちらでは今が満開である。
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれ梵語では天上の花とされ仏典で おめでたい花とのことだが 日本ではあまり縁起のいい
花とはされてなく庭などには植えられることはない。
球根にアルカロイド(イコリン)を含み有毒であり 野ねずみを防ぐた川土手や田の畦また墓地などに植えられていたらしい。
また豊富な澱粉も含み水にさらすことで有毒成分は抜ける為 飢饉の時の非常食としても利用されたとのこと。
薬用にも利尿、去痰、消炎作用があり民間療法として古くから用いられたとのこと。




河川敷などでは 改修されていない川岸には大水により上流より流れついた球根による 彼岸花の美しい赤い絨毯のような
群落がこの時期にだけ見ることが出来る。
広島県では 三次市吉舎町の馬洗川が特に有名である。




欧米では園芸品種として 人気が有り色も開発され これが輸入されたのか近年日本でも
見られるようになってきた。


有害鳥獣を考える

2006-09-22 08:24:27 | 農業
里山に人が入らなくなり荒れて 耕作放棄地も増え山と田畑の境界さえも無くなり
人里近く居着いたイノシシ、シカ、猿が 美味しい農作物の味を覚えその被害は最近
特にひどくなってきている。
ハウスも本来の目的から外れ有害鳥獣の防護柵、ネットで囲われ細々と作物が作られているが 
その周辺は害獣の運動場と化して足跡だらけである。
カラスなどの空からの鳥害には 防鳥網や音で驚かすぐらいしか効果が無いようである。





人里近くの害獣の捕獲は 事故を恐れるため銃が使いにくく 写真のような囲いワナや
ワイヤーのくくりわなが主体である。
これらも狩猟免許が必要であり 私も3年前に網、ワナ免許を取得した。


庭の小さな秋

2006-09-19 07:13:37 | 田舎の風景

こちらではみじん柿と呼ぶ昔ながらの品種で甘く美味しいのですが日持ちがしないので店頭には出ない柿です。




毎朝赤く色ずいた山椒の実を ヒヨドリや野バトなどの野鳥が食べにきます。
今年は粉山椒でも 作ろうかと考えています。


稲刈りをしました

2006-09-16 10:05:15 | 農業
今年新たに 無農薬、有機栽培の水稲布マルチ直播栽培を始めました。
ようやく稲の芽が出揃った田んぼです。




少し早いのですが 台風が来そうなので急いでコンバインで刈っているところです。




ゆっくり自然天日乾燥をするために ハゼに架けました。



玄米ごはんで快腸

2006-09-13 08:26:39 | 料理
玄米ごはんを食べ始めて数年になりますが 胃腸の調子が良いですよ!
せっかく無農薬、有機栽培で手間をかけて育てたのだからと思い食べてみると
味も深みがありかつ体調が良くなったので以来続けています。
食物繊維を含め栄養成分も多く 少し固いので良く噛むためそれが良いのかも
しれません。
普通の炊飯器の玄米モードで浸漬時間を考えてタイマー設定をして炊いています。
最近は古代米を中心にした5種類ぐらいの混合米で 切りだし昆布やほうろくで
少し炒った黒大豆を入れ、少量の天然塩と数滴のごま油も入れます。
ヨーグルトが有る時はスプーンで1-2杯入れることも有りますが こうすると浸漬
時間が2時間程度でも美味しく炊けます(みのもんたさんのおもいきりテレビ
で紹介されていました)。
1回に食べる分量ずつ小分けしラップし冷凍し 食べるとき電子レンジで解凍し
利用しています。
発芽玄米ごはんにも興味が有り次に炊飯器を買う時は 発芽機能が付いた炊飯器をと
考えています。






我が家の古代米

2006-09-11 14:59:30 | 農業
荒れていた休耕田を耕し谷水を引き赤米を植え始めて5年目、いまでは少しずつだが増えて赤米紫黒米緑米など5種類になりました。
このごろの健康志向で注目され田舎の朝市、自然食品の店などでも見られるようになってきています。
赤米は日本でも赤飯のルーツとして ネパールで胃腸や目の病気 インドネシアでは離乳食に 又黒米は中国では古来より宮廷の薬膳料理とし胃腸を丈夫にし血を作ると珍重されていたとのこと。
野生種に近い古代米には現在の米にはない特徴を持ち鉄、カルシウムなどのミネラルが
豊富でしかもアントシアニン、タンニンなどのポリフェノール成分も含まれ健康食品
としても見直されている。
生命力の強い古代米は土地を選ぶことなく無農薬、有機栽培でも出来ますが 欠点は
背丈が高いため倒れるのと収量がやや低いことでしょうか。