安芸高田市歴史民俗博物館で、宍戸隆家生誕500年記念に関する企画展が開催されている。毛利一族、四本目の矢としての安芸宍戸氏に焦点を当てたものである。
11月に企画展を始め、甲田町での秋山伸隆先生の『戦国時代の宍戸氏と毛利氏』の講演、昨日の吉田での末柄先生の『宍戸司箭の実像を探る』とあまり知られていなかった宍戸しについて学ぶことが出来た。
宍戸司箭を祖とする貫心流至誠会の修行者も姫路から来られ演武された。
昨日訪れた甲立の司箭神社と五龍城。
麓の名水千貫水で乾いた喉を潤す。
末柄豊先生の講演は、武道を学ぶ私には大変役立った。
今回の企画展は宍戸氏について大変参考になった、毛利元就の娘と婚姻した宍戸隆家の活躍は確かに毛利の4本目の矢であったことであろうが、一次資料は意外と少なく発表されていなかったようである。
宍戸司箭に至っては司箭流.貫心流の開祖として一部の古武道家に知られているのみで、講演や演武で一段と関心が深まった。貫心流は広島藩の中心武道で明治になり消えたやうであるが、司箭から河野氏へ築山氏への流れは宍戸氏が河野通直と関係が深かった為であったのだろうか?。