猿八座 渡部八太夫

古説経・古浄瑠璃の世界

古浄瑠璃 夢の四座競演 白山市人形浄瑠璃まつり

2014年09月29日 22時08分02秒 | 公演記録
白山市の合併10周年記念事業「人形浄瑠璃まつり」に参加して参りました。その関係で、今年の菅生歌舞伎には参加出来ず、ご迷惑をお掛けしましたが、古浄瑠璃の人形座が一堂に会するという貴重な機会を体験することができ、大変勉強になりました。白山市からは、旧尾口村の二座、「深瀬でくまわし保存会」と「東二口文弥人形浄瑠璃保存会」が、佐渡からは、お馴染みの「真明座」と、我が「猿八座」が参加しました。

「深瀬でくまわし保存会」
外題:熊井太郎孝行之巻

写真は、義経が五条橋で千人斬りをするという趣向で、弁慶が取り押さえられる場面。


「東二口文弥人形浄瑠璃保存会」
外題:源氏烏帽子折

写真は、源義朝の墓前で、家来の藤九郎盛長と、渋谷金王丸が、喧嘩をして、卒塔婆を奪い合って、捻切った所。


「真明座」
外題:一谷嫩軍記(熊谷陣屋)

写真は、弥陀六が「一枝を伐らば一指を伐るべし」の制札の謎を解いて、熊谷に礼を述べる場面。


「猿八座」
外題:山椒太夫

写真は、我が子とも知らずに御台が、安寿を打ち据えるのに、割って入る小八。


三日間の企画をコーディネートしていただいた「現代人形劇センター」理事長の塚田千恵美様、白山市の文化財課の皆々様、大変有り難う御座いました。