猿八座 渡部八太夫

古説経・古浄瑠璃の世界

畑野地蔵祭文弥人形

2011年08月24日 00時14分36秒 | 調査・研究・紀行
畑野地蔵祭文弥人形
畑野地蔵祭文弥人形
佐渡にはまだ縁日が生活の中に根付いている。畑野磯吉堂の縁日で文弥人形が演じられた。ひらがな盛衰記は中小路青年団による操りで、巴御前の奮戦を力いっぱい演じ、若いエネルギーを感じた。出世景清阿古屋自害の場は老練な真明座が演じた。太夫は久保宗香師匠が三段とも熱演し、汗だくになっていた。感心したのは、舞台だけでなく、観客に必ず子供たちが混じっていることである。