明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフ、勝手にハンドファースト!(10)右手で打つ、はアリなのか?

2022-11-26 20:13:16 | スポーツ・ゴルフ

こないだ YouTube で新しいアイディアを入手して、これで私のスイングは「ハンドファーストだ!」と勇んでゴルフパートナーに向かったが、結果は「またしても駄目駄目」のボロボロだった・・・。何故かというと「ちゃごる理論」でハンドファーストにならない理由をバッチリ確認した私は、言われた通りのドリルを数回繰り返してからおもむろに「シミュレーターのスイング映像」を確認してみたのだ。期待を込めて・・・である。そしたらなんとなんと、私のスイングは「依然と全く変わって同じ、アーリーリリースのすくい打ち」だったのである!。これは激しく「なんで~?」の叫び!

まあ、これはゴルフ初心者の「失敗あるある」だ。そんなに簡単にゴルフが「上達するわけはない」のである。そこで帰り道つらつら考えた末、私がいつまで経ってもハンドファーストに打てないのは、ボールを気持ちよく力一杯ヒット出来る体とクラブの位置関係が「左手打ち」だったから、という結論に達した。

何故いつもインパクトが、左でなく「右股関節の前なのか?」という疑問も、左手主体のスイングなら理解できる。右股関節の前でインパクトする態勢も、アマチュアの見本のようなアーリーリリースのスイングも、左打ちならある意味「正しいクラブの使い方」になるのではないか。要するに、ハンドファーストで打つ為にはスイングを「右手主体」に変更するしかない。・・・これが、先週ゴルフパートナーで練習して相変わらずのアーリーリリースに悩み、右股関節の前でインパクトするアマチュアスイングに無力感すら覚えて「膝から崩れ落ち」た結果、私が出した結論である。

だが、私の長年の癖である「左手主体」のスイングを、ただ「ハンドファーストに打ちたいが為に」右手主体に変更するのは「とってもリスキー」ではないのか?、という疑問は残る。勿論、私の72歳という年齢を考えれば「無謀」の一言には違いない。今更スイングを新しくしたってスコアが良くなるわけじゃないのに、という「悪魔の囁き」も聞こえて来る。そう、スコアを縮める方法には、パターを練習・バンカーを練習・アプローチを練習、と色々あるが、そこに「ハンドファーストに打つ」なんてことは「入ってない」のである。ああ、無残!

そもそもアマチュアの90%がハンドファーストに打てていないと言う。それでも100切り90切りしているゴルファーは「ゴマンといる」ではないか。ドライバーが曲がらずにそこそこ飛んで2打目をグリーン脇に運ぶことが出来るなら、持ち前のアプローチ技術を駆使して「寄せワン」のパーを取ることだって不可能ではない(勿論私は、寄せワンなど出来る筈はないが)。我々95位をウロチョロしているアマチュアにとってパーを取ることは、プロがバーディを取る以上に価値がある。もしパーパットを外したとしても2パットのボギーで上がれれば、そこそこ上手い「90」の称号が頂ける。これ、70過ぎて年に数回ゴルフを楽しむ人間にとっては充分な喜びだ。さらに言えば、もしかして「80台で回れたかも」と反省会で大いに盛り上がれるではないか。ゴルフ万歳!

しかしスコアより何より私は「ハンドファースト」で打ちたいのである。何故プロは当然のように打てて、私には逆立ちしても打てないのだろうか?。これが筋力や運動神経の問題なら、私も「とっくに」諦めていただろう。だが、ほんのちょっとした考え違いをしているために「片方は出来てもう片方は出来ない」のだとしたら、私は「ゴルフスイングの本当の真実」に触れる事なく一生を終える事になる(それは哀しすぎるだろう!)。・・・そう、私はハンドファーストが打てない「理由」が知りたいのだ。これは私の「子供のころからの性分」である。

以上、私がハンドファーストにこだわる理由と、私の性格が「相当に理屈っぽい」人間だと言う事が、これで十分お分かり頂けた事と思う。

結論:やっぱ、ゴルフは右手で打たなきゃ駄目よね~!

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以上が木曜日までの考え方である。しかしゴルフパートナーで練習してみて、今回も「ハンドファースト」には至らなかった。右手主体で打つことは大筋では間違ってはいなかったが、ハンドファーストを理解する「真の解決策」ではなかったのだ。それではハンドファーるとの真実とは何なのか、またそれを実行するポイントはどこにあるのか?

それはまず「ダウンブローに打つこと」ではないか、と私は考えた。私のスイングは、最初は「アーリーリリース」が問題だと思っていた。それが次第にインパクトの場所が右の股関節から一向に「左股関節の前」に移らないことに悩みだした。左股関節の前にグリップが移動しなければ、どうしたってハンドファーストには打てない理屈である。ところがインパクトが左股関節に移動しない理由が、実は左手首がインパクトの瞬間で「シャフトと真っ直ぐ」になって、理想である「左手首の角度」がほどけてしまっていたのだ。では何故「ほどけてしまう」のか?。つまり、アーリーリリースだから左手の角度が「真っ直ぐ」になってしまう(堂々巡りじゃん!)。これは私のスイングが、ある意味「インパクトで真っ直ぐの形」をわざわざ自分でしているとも言える。左手がシャフトと真っ直ぐになることで、ボールへの反発力を確保し、遠くへ飛ばしているとも考えられる。これが私がハンドファーストにならない理由で、つまり「左手で飛ばしている」の意味である。それで、右手で打たなきゃハンドファーストにはならない!と考えた。

ところがこないだの金曜日、左で飛ばすのではなく「右手でヒット」するように工夫して練習したのだが、多少アーリーリリースは改善されたけれど「相変わらず左腕とシャフトが一直線」になっていて、私の思い描く「ハンドファーストの形」にはなっていなかった。私の理想は「シャフトが左腕と30度位の角度でインパクト」し、それを右手で真っ直ぐに伸ばすことで「一気に飛距離を出す」スイングである。勿論、これは理想だ。だが少なくとも「そういう雰囲気」は出ていなくては、ハンドファーストに打てている、とは言えないのではないか?。左腕は左股関節の前「肩から真っ直ぐ下に伸び」て、それに対してシャフトは30度くらいの角度で「右股関節の前にあるボールを打つ」のが理想である。そのためには何を治すのが必要だろうか?

アーリーリリースについては、振りだしてから手首をリリースしてシャフトを真っ直ぐに伸ばすまでの「時間」は、多分、誰でも「そんなに大差ない」だろうと私は考えている。要は「アーリー」というタイミングの問題ではなく、「どれだけ腕に負荷をかけて」いるかの違い、だと思い始めた。例えば野球のピッチャーが、球を投げるときに信じられないくらいに「胸を張り、肩・腕・肘に負荷をかけ」ているかを考えると、ゴルフでも同じようなことが起きていると分かる。体を開いて打つ・右手で打つ・ダウンブローに打つ、と色々「打つ形」は工夫して来たが、一番の大本は「胸を張って充分に右腕に負荷をかける」ことが正解ではないだろうか?

スイングの問題は、すべて「自身の最大出力」をボールに与えることが目的である。それが結果として「ハンドファースト」といいう形になるのでなければ、わざわざハンドファーストにする意味はない。やっぱり原点に帰って、「腕を振る」ことからやってみてもいいかも。もし、十分に右腕に負荷がかかっていて、それでもハンドファーストで打てないとしたら?・・・その時は理論上、スイングの「どこかで力を緩めている」筈である(それ以外は考えられない)。おおっ、完璧な答えではないか!。今考えつく答えは「これ」である。だから今しばらくは、これを信じて練習しようと思う(但し、「右手で打つ」は続けたい)。

以上、現在の私のスイングの課題でした。


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