明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

今日の視点(43)泥棒に取締り法案を作らせればこうなる、という見本です

2024-06-06 15:31:55 | 私の意見

1、自民党に政治資金規正法の改正を任せるのは、そもそも最初っから無理な話である。

① 自民党
この規制法を厳しくしようという原因を作ったのが「そもそも自民党の裏金議員」なのだから、もともとからして自民党には裏金作りをやめる気が「全然ない」のは誰が見ても明らかである。

② 公明党
そもそもこういうことに対する確固たる意見や立派な見識がまるで無く、自分の党が「与党第2党」であることが何よりも大事と考えるような党で「国政を任せられる党ではない」のである。まあ、創価学会という大票田があるから選挙で落ちる心配はまず無いのだが、とにかく自民党には現状のまま波風たてずに乗り切ってほしいだけで、「本気で法改正」をする気は全然ないのは自民党と同じ。本来なら共産党と並んで一番裏金なんか作る必要がない党の筈なのにこのズタボロ改正案で「手を打った」というところに、この党は「国民の気持」なんか全然考えてない党なんだな、というのがよく分かる例である。

③ 日本維新の会
この党は何で大量に当選しているのかが全然分からない不思議な党だが、いつも有権者の受けを狙って何だかんだと難癖つけてるようなパフォーマンスを見せている振りだけで、本当は裏金については「自民党の歓心を買う」のに夢中であると私は見た。内心は公明党の座を狙っている、自民党と「同じ穴のムジナ」だというのが妥当な評価だろうと思う。

というわけで、この3党には「何を言っても無駄」です。彼らは国民の疑問に答えるような規制法を作る意思なんか「鼻っから考えてない」んだから、我々有権者は「今度の選挙でNOを突き付ける」しか方法は無いんです(選挙って、その為にある!)。何より議員を縛るための規制法を、その「当事者の議員達に作らせる」っていう矛盾に考えが思い至らないところに代議員制度の限界があると思えてならないわけですね。これこそ第三者委員会でも作って議員の金の問題を徹底的に追及することが必要なんじゃないだろうかと思いますねぇ。

提言:国民の金である税金の使い道については、議員の給与や政策活動費とか何とかも含めて「全てデジタルデータにし、時系列・無制限・無加工、に公開」するよう法改正すること。なお、その一つ一つの内容についての検証は、国民は喜んで調べると思うので、当の議員達は何もやらなくて良いと思う(収支さえあってれば可。内容の吟味は国民やマスコミがシャカリキになってやると思うよ)。

2、横断歩道で子供をはねた高齢ドライバー
本人が言うには信号を見間違えたという事である。事実はそうだったのかも知れない。だが信号が青か赤かということ以前に「目の前の横断歩道を子供が集団下校している」のが見えていたのは明らかだ。「何故ブレーキを踏まなかっのたか」という質問が最初に尋ねられている筈である。このドライバーは気が動転していて上の空で答えていたのかも知れないが、本当はボーっとしていて「よそ見」していたんじゃないだろうか。それを言っちゃうと自分の人格が崩壊してしまうので、せめてもの「自己弁護の思い」で信号機を見間違ったと言ったのだと思われる。こういう事故後の咄嗟の発言は、何とか自分を守ろうとする人間の本能が見透かされて嫌な気持ちになるものである。まだ意識不明のまま苛烈な運命と戦っている女児に対して、まだ自分の責任の重さと向き合えないこの高齢者のちっぽけな自己擁護の態度は、人間の常とはいえただただ惨めとしか言いようがない。しかし考えて見ればこの、高齢ドライバーも「被害者」の一人である。医療関係者によれば高齢者はしっかりしているようでも「突然意識が飛ぶ」ことがあるという。年齢による体の機能の低下だそうだ。だから更新試験でいくら能力があるとその時判定しても、次の更新までの何年かのうちに起きるであろう事故を防ぐことは不可能なのである。人間、年には勝てないって話だ。

提言:即時道交法を改正し、「一定年齢で免許を返納・取消」することを要求する(70歳未満が妥当かな?。勿論70歳以下でも免許更新の都度、運転能力テストと機械知識および法令順守テストは必須にする)。まあ、車が運転出来ないと色々不便はあるだろうけど、何とか「他の方法で代替」するようなアイディアを皆で出し合ってやっていくのが、事故を防ぐ「唯一の方法」ではないでしょうか。第一に「高齢タクシー」はもうやめたほうが良いと思うけど。



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