和翠塾ブログ

目黒都立大にある書道教室「和翠塾」のブログです。

藤圭子

2013-08-22 22:16:47 | 日記
自殺とは残念です。

宇多田ヒカルより歌が上手かったし、
歌にハートがあったし、美人で可愛かったのです。

独特の雰囲気があって、そこには時代の深層が見え隠れしていました。

大好きでした、藤圭子のこと。


歌姫は歌を歌っていないと、カナリアのようにダメになってしまうのかもしれません。

宇多田ヒカルのショックも大きいと思いますが、落ち着いたらそろそろ歌わなきゃだめです。

藤圭子さんの御冥福をお祈りいたします。




紙悩み継続中

2013-08-22 08:10:40 | 日記
候補が増えるばかりなので、塾生に試してもらったり、同じ条件で書いてみたりしていますが、中々結論がでません。

稽古用ですから、枚数書く必要上、安価である事が大切です。

湿度の高い日本では、その湿気による滲みやすさが、墨すり時間の増加につながります。
現代日本の書道塾では、稽古前に30分以上摺らせる訳にはいかないと考えています。
もちろん、理想的な墨摺りとの向き合い方、楽しみ方はありますが、社会生活を営む中での稽古では15分程度が現実的でしょう。

空間の筆意を大切にしたいので、楷書であっても途中での墨つぎはさせたくはありません。
ですから、あまり墨を吸い込む紙質でも困るのです。
楷書では頭や縦線をじっくりと書く書法なので、どんどん墨が紙に吸い込まれていき、最終画まで墨が残らないことも多いのです。

かと言って、吸い込み悪くかすれず、テカテカで筆勢表しにくいのも困るのです。


滲み、かすれ、奥行き、墨色、滑りなどのバランスがよく、墨すり時間が短く、しかも安価で安定化した性能を、継続的に提供できる半紙を探しているのですから、ある意味虫のいい話しです。

まさに安直短。

安価な子供半紙の裏に書かせて練習される先生もいらっしゃるとか。

書いてみると筆と紙の摩擦がいい感じです。
にじみもかすれもほどよいのです。

逆転の発想でしょうか、中々素晴らしい発想です。

ただし、奥行き感がなく、墨色もよくないので、これに慣れると成長は望めない気がします。

緊急時だけの方法でしょうね。



硯の研磨でもしてみようかな。

解決策はそんな所だったりして。

明日までには結論ださないと。