梅雨明けしてから、ほぼ雨のない朝はずっと歩いている。
平日は仕事があるから決まったコースを約40分。朝陽の前に歩くと今は肌寒いくらいで秋を感じる。休みの日は予定がなければ、やっぱり歩いて歩いている。何が楽しくて歩いているのか自分でも見当がつかない。走れないから歩いているとも言えるし、風が気持ちいいとか空気がウマイとか川の音を聞きたいとかそんな感じしかない。
しかしこの頃としのせいかたくさん眠れなくなった。身体が勝手に早起きするから気持ちがつられて、んじゃ歩くかみたいな習慣になっている。何だかジジイへまっしぐらな感じだが気持ちはまだティーンエイジャーだ。まあこういうことを言うジジイに限って老いが際立ってしまう。いくら気持ちが17才でも、差し歯だらけで固いものが食べられないでいたらジジイの戯言になってしまう。
年相応ってよく分からないけど、身体とか気持ちに無理がない程度がいい。まだ自分は固いものは大丈夫だけど、そのうちやわらかいものしか口にしなくなるんだろうか。それならそれでいいじゃないかと実は思っている。
朝の散歩で、障害を抱えてヨタヨタ歩いている人と毎朝すれ違う。いろんな思考が過るが、それならそれでいいじゃないかと自分に問いかけている。