日々記

ひびき

にほいいろいろ

2013-05-30 | Weblog
勤め先の事務員さんがそばにくると
ふあっ、といい匂いがする。
自分より若い男の子も、「香水とも違うようないい匂いがしますね」と言っていた。
家の奴も、時たまそれと似たようような香りがする。
シャンプーかな、フェロモンかなと男は馬鹿だからそんなことで賑やかになる。
その人が通った場所は暫時いい感じの残り香がある。
しかしそのあとすぐ、ワキガの親父さんが通ると一度に香りが消えてしまう。
それどころかその臭いは長いあいだそこにとどまっている。
自分より若い男の子も「自分自身で臭くないんかな。逆香水や」と言っている。
身体のことだから誰も本人には言えないで、それがみんなストレスになっている。
エチケットとして面倒だろうがケアしてくれないかと思う。
「おれからそれとなく言ってみますよ。」
「よせよせ。気を悪くするだけだ、慣れるしかないんだ」
「慣れませんよ。」
そうするうちに、また事務員さんがそばを通ると、ふあっといい匂いを残していく。
若い男の子と顔を見合わせて無言のうちに気が落ち着いてくる。
何だか相殺された感じで納得いかないが、致し方のないことでもある。
においひとつでも、これだけ気分が左右される。

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おだやか

2013-05-26 | Weblog
カミさんが小庭の草むしりをしている。
レモンバームをむしって「ほら、いいにおい」と鼻へくっつけてくる。
それをずっと眺めていた猫が大きなアクビをする。
昼、古くなったご飯でレタスチャーハンをする。
ひだまりでボケーっとしながらアイスコーヒーを飲む。
つまらないことが頭に浮かんだら、
目を閉じてそれを叩き落すような仕草で払いのける。
こんなに穏やかな日を奪われたらもったいない。
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緑色の風

2013-05-19 | Weblog
どっかの歌のタイトルにあったかも知らないが
このごろの気候は本当に気持ちがいい。
大きく、息を吸い込んで、ふぅっと吐く。
鼻炎も花粉症もなく、草いきれが少し鼻につくくらいがいい。
さわさわと吹く風が少しくらいの不満なら吹き飛ばしてくれる。
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ホワイトアルバム

2013-05-15 | Weblog
弟にBEATLESのアルバムでどれがいちばん好きかと問い合せたら
アビーロード、と間もなく返事をしてきた。
昔、酒を飲んだとき「フォーセール」かなと言ったのを記憶している。
こいつ、若いくせに練れてるなと思ったことがあった。
BEATLESが好きな人は、大方全部のアルバムが好きだ。
その時々によって変わるだろうが、それがまた面白い。
例えばジョンとポールどっちが好き?ときいても、たいていどっちも、と答える。
私は翔くん、私は大野くん、私は相葉くんとは答えない。
自分は今現在ホワイトアルバムが気に入っている。
ちょっと前まで、jjケイルにはまっていたが、またBEATLESに戻ってみると
ホワイトアルバムがすごかった。
どの曲がいい、なんて具合じゃない。
オブラディオブラダもレボルーション№9も同じようにジインとくる。
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乗合バス

2013-05-12 | Weblog
子供ころから気になっていたカレー屋へ
今日ようやく食べに行ってきた。
昼時で店内は一杯だったが客層は年配の方が多かった。
隣の席に座った老夫婦は、共にカツカレーを注文していた。
以前とテーブルの位置が変わったのか、
爺さんが「何だか乗合バスみたいだな」と婆さんに言った。
言われてみれば車内にいるような気がしないでもない。
それにしても、年寄りもカレーが好きなんだなと意外な気がした。
そういえば実家の親父さんも七十五になるが、カツカレーをペロッと平らげる。
自分が七十も過ぎたとき、ペロッと食べれるだろうか?
「私は無理。今もやっとやし、ミニサイズならいいけど」とカミさんは言った。
味や量はともかく、何十年も続くカレー屋へ
何十年も先の日曜に来られるのがいいなと思った。
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ラヴチャイルド

2013-05-06 | Weblog
伐採計画のある公園のイベントへ友達と行ってきた。
催しは、子供達が芸術や音楽に触れる「love child」の一環で
こどもの日ということもあってたくさんの親子連れが参加していた。
子供たちは、伐採予定の木にダンボールで顔を描き貼りつけたりした。
「わたしを切らないで」と、言わんばかりの泣き顔などがあった。
知人の出店のところでお茶をいただいていると、
伐採反対の署名をお願いしますと女性がチラシを持ってきた。
自分たちは早速署名してからこの公園を離れた。
どれくらいの声が県に届くのかは知らないが
公園の整備は八日から始まるそうだ。
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小旅行

2013-05-04 | Weblog
今年の初めに、友人と旅行へ行く予定を立てた。
当初は、旅行代金を十万くらいみて遠くへ行こうと決めていた。
宿まで予約して、あとは汽車の切符を買うだけになっていた。
ところが貯まる筈だった預金はお互いに貯まらなかった。
お互いに諸事情があって、止むなく宿はキャンセルした。
お流れにするのは惜しいから近場で民宿にでも泊まって
美味い魚を食いながら酒を飲もうということになった。
それなら二人の小遣いでも行けるということで、そういうことになった。
二人で行く予定だったが、めずらしく友人が
「親父を連れて行っていいか。わしな親孝行したいんや」と言った。
断る理由もなかったので三人で行くことになった。
親父さんとは二十数年ぶりくらいに会ったが、
男三人、酒を飲んでいればすぐにも話ははずんだ。
「このバカ息子は」からはじまって、
かれこれ三時間も四時間も話し込んだ。
「こんな奴やけど、また頼んね」と親父さんは頭を下げた。
それを見た、友人はヒクヒク声を上げて泣き出した。
親父さんは二十数年前も、同じことを自分に言った。
それにしても急遽決めた宿の料理はひどかった。
親父さんは釣師だから口が肥えているが、
文句を言わない代わりにほとんど箸をつけなかった。
宿の悪口なら幾らでも書けるが、親父さんは
本当に楽しかったと何度も言っていたそうだ。
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耳をすませば

2013-05-01 | Weblog
連休後に、伐採されることになっている公園の樹木に対して
中学生の少女が悲痛の投書をした新聞記事が載っていた。
「どんどん私の知らない街になっていく」と書き出して、
「建造物を見やすくする、たかがそれだけのことで
市民の安らぎを取り上げるのはいかがなものか」と締めくくってあった。
県の見解は北陸新幹線開業に伴い、公園のイベント時の使い勝手を理由に
草木で見えにくい建造物の周りを整備する他、芝生をアスファルト化する云々とあった。
先日、カミさんと公園を見に行ったとき、伐採の目印になる紐を見て忌々しく思ったが
どうやらそんな思いを持っている市民は少なくないようだ。
少女はレポート用紙二枚を投書したようだが、
一枚は細かな字でびっしりと思いが綴られていた。
もう一枚には大きな字で「耳をすませ、市民と木々が叫んでいる」と書かれていた。
また、木があるから建造物が見えないじゃなく、木があるから人が集まるとちゃんと急所も書いてあった。
この少女が嘆くのも無理はないし、県も大人も馬鹿だなと思われても仕様がない。
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