日々記

ひびき

412年会

2012-04-30 | Weblog
友人の居酒屋で恒例の飲み会をやった。
今回は六人で大荒れの飲み会になった。
店が繁盛して結構なことであったが、
注文した品がなかなか来ないので
みんな肴なしで、ずどんと酔った。
帰り際に店主から紹介された女性がいきなり握手を求めてきた。
胸元が大きく開いていて中身が半分くらい見えていたので目線が釘付けになった。
自分も酔っていたからデレっとしてお世辞も云った。
どこかでお店をやっている女性だとか云った。
そうか、この胸元はきっと宣伝用だなと遠慮しないで見せてもらった。

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たけのこ地獄

2012-04-29 | Weblog
月曜に筍を貰ってから、今週はずっと手品を変え食してきた。
今年のは特別な思入れもあって、感謝しながら「うまいうまい」と食っていた。
ところが一昨日くらいから「うまい」と口に出さなくなった。
うまいに変わりはないが、飽きたなという感じになってきた。
昨日に至っては、もう見るのも嫌になってきた。
「もう当分いいわ」
「あら、私は大丈夫だけど」
「じゃあお前食ってくれ全部。」
こういうのを口腹の贅沢が過ぎると云うんだろうが、
なんかこうクリームのたくさん乗っかったケーキが食べたい気分だ。
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たけのこ

2012-04-23 | Weblog
今年も恒例の初物を頂戴した。
今年は、先輩が入院中で奥さんが掘ってきたそうだ。
大きいのが一本、中くらいのが二本あった。
「連休、おれも掘りに行こうかな」と先輩。
「頑固な、養生しないと。」
「お前、たけのこ好きやしな」と先輩。
「たけのこで飲むのが好きねん」
「今年は表やしようけ採れるわ」と先輩。
今年は筍の味も、また格別な気がした。
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大桜

2012-04-21 | Weblog
毎年、ここの桜だけは意地になってでも見ている。
今年は、開花から満開まで何の邪魔も入らず穏やかに咲き続けた。
市内の桜は種類を問わず、どれもゆっくりと人の目を楽しませた。
この写真は、通勤途中に撮ったものだ。
寛永のころの山桜なので樹齢はうんと古い。
根幹も木肌も老齢そのものだが、大きな花弁は指先で触れると胸が高鳴るほどだ。

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車間距離

2012-04-18 | Weblog
一昨日か、仕事の途中で事故現場を見た。
というのも、コンビニの前で霊柩車と救急車が並んで停まっていた。
小さな人だかりが出来ていて、救急車の前にはタンカが無人であった。
その横には黒い背広を着た無愛想な男が老婆と何か話していた。
この無愛想な男は、霊柩車の運転手と思われた。
この二台が前後に並ぶと、どうしても早とちりな漫画的に見えてくる。
「これ、どう思います?」と会社の人に訊くと、「うーん」と悩んでいた。
もともと漫画的な場面だから、こんなのはどうでしょうと話した。
霊柩車が仏さんをコンビニの前で落として、落し物を見た通行人が慌てて救急車を呼んだ。
あとから拾いに来た霊柩車が救急車と鉢合わせになった。
会社の人は、漫画的には面白いが実際のところが気になるなと笑った。
今日、晩飯のときにそんな話しをしたら、
「あら、普通に考えたら遺族の方が、
火葬場に行く途中で具合が悪くなったんじゃない」とカミさんがあっさり云った。
あ、なるほど。それもそうだなと思った。
黒の背広を着ていた男と話していた老婆は、
もしかすると霊柩車に乗車していた人ではないかと何となく思った。
こんなややこしい発想をするのは疲れている証拠だ。
いずれにしろ、この車両同士はもっと車間距離を取るべきだ。
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お花見

2012-04-15 | Weblog
今日は、五年振りにお寺さんで催された花見に参加した。
数年振りに逢った人から、自分が忘れているような話も出て楽しかった。
おもてなしは、ちらし寿司と山菜の天麩羅、
自分が絵を習っている画伯が打った十割蕎麦だった。
蕎麦は大根おろしと、とろろ、または釜揚げでいただくことが出来た。
また、クレソンのサラダ菜やセロリの漬物、カンゾウの酢味噌和えなどもあった。
酒もそこそこ飲んだが、蕎麦を食べて蜜柑も口に入れたからかそんなに酔わなかった。
そのお寺さんの境内には、木肌に苔を纏った枝垂れ桜がある。
ちょうど見頃で、本堂で飲んでいると花弁が風に揺れるのが見える。
ここに座って、その枝垂れだけに視点を向けると、
過去の宴が目に見えてくるような気さえしてくる。
今回は酒が飲めない人と、いくらでも酒を飲む人との三人で参加した。
自分は、ほろ酔いで済んでこうしているが、
いくらでも酒を飲む人は歩行さえ怪しくなっていた。
行きはよいよい、帰りは怖いというが、
酒を飲みすぎるとこんなふうになるのかと身につまされた。
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病気見舞い

2012-04-12 | Weblog
先輩は大きな自覚症状もないまま、不意打ちの癌を食らった。
本人がいちばん納得いかないと思うが、そういうことになった。
手術と、放射線、抗癌剤を併用して治療を行うそうだ。
「きっとボロボロになるな身体」と医師の話を訊いて覚悟しているようだった。
先輩には云わなかったが、それでも、ともかく生きるのが先決だと思った。
生きていて欲しいと思うのは、内心できっと助からないんじゃないかと思うからだろう。
人生は長いに越したことはないと思うが、長短よりは密度だ。
この密度は傍から見て、他人がどうこういうことではない。
人間は、このやがて死ぬという決定的なことを分かち合えないが、その密度で賄える。
それは些細なことであったり、他人にとっては下らないことであるかも知らない。
先日、二日酔いの朝にローカル番組を観ていたら瀬戸内寂聴さんが出ていて
「人には定命というものがあるけれど、それがいつかは分からない。
だからね、今日が最後だと思ってドキドキしたりワクワクして精一杯生きてください」と語った。
そうだな、とは思うが毎朝そんな心持でのスタートがどうしても出来ない。
自分は気が小さいから、今日が最後だと思うとしんみりして落ち込んでしまう。
今日が最後ならと思うと、仕事もそこそこにしてつい飲酒してしまう。
「じゃあオレ帰るよ。」と云うと「暇やし送るわ」と先輩は病院の玄関先まで見送ってくれた。
帰り際に「ありがとな」と云ったので手だけ挙げて顔を見ないで病院を出た。
このごろやけに「ありがとな」が多いので、ついそんな態度をとってしまった。



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kiss on the bottom

2012-04-10 | Weblog
今日、七十七歳の親父が車の中で「これ、いいな。いい」と何度も云った。
先日、輸入盤で購入したポールマッカートニーの「kiss on the bottom」を
カーステレオで鳴らしているのを聴いてそんなことを云った。
自分のジャズ好きは、元々親父から影響を受けている。
「今度、録音して持ってくわ」と云うと、お前の「今度」は、あてにしてないと云った。
ネオンライトが流れて、春の交通安全週間かやたらとパトカーが走っていた。
「この辺も変わったなあ」と親父がしみじみと云った。
二十年も三十年もすれば、あちこち変わるわ。そんなもんや、というと返事をしなかった。
先日、一度は死にかけたふうになって青息吐息だったが、
ようやく今日退院になってそんなふうを云っている。
車を降りるとき、も一度「これ、いいな。いい」と繰り返した。
自分が十代の頃、ビートルズを聴いていたら、
「やっぱりプレスリーのほうがいいやろ。」と腰を振ってハウンドドックを歌真似した。
ちょうど今の自分より、ひとつかふたつの歳の頃だったと思うが、
そのころ親父は元気で、よくレコードプレーヤーでジャズを聴いていた。

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簪(かんざし)

2012-04-08 | Weblog
先週末に行った梅園は、今回県民に限らず無料開放になっていた。
お目当ての青軸も、

ぼんやりするくらい綺麗に咲いていた。
自分でも、あれっと思うほど今年は梅が好きになっていた。
紅枝垂れの前で、妙齢の女性が「簪みたい、綺麗ね」と云った。
なるほど、いい表現だなと思った。

この梅園とは別に、山の中腹にある梅林へも赴いた。
ここはほとんど若い人はいなくて、年配の夫婦が多かった。
先日の強風であちこちに折れた枝が散乱していた。
「これ、全部拾ったらかなりの薪の量になるな。みろ染井吉野ばっかしだ、弱いんだなきっと」
「持って帰りたいね。もったいないなぁ」
源平咲きのめずらしい花弁もあったが、
落ちている枝が気になって、簪のような気の利いた表現が思い浮かばない。
今、ちょうどこれを書いていたら、
窓の外にあるクヌギに鶯が来た。
手元にカメラがあったので、狙いを定めると辛うじて横顔が撮れた。
クヌギは芽がふくらんできて、そろそろ葉に合わせて下垂れする花が咲いてくる。
昨日は、雪が降っていたが春の準備はこんなに出来ている。




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2012-04-01 | Weblog
先々週くらいに梅園の開花情報を知って、
今度の休みにはきっと行こうと決めていた。
花粉症がひどくて億劫な気もしたが、
今年はなるたけ出不精は止そうと思って炬燵から出た。
二三日前は気温が二十度近くにもなって
春どころか初夏だなこりゃと思ったが
今朝になって少し雪が散らつくほど冷え込んでいた。
駐車代がもったいないので、バイクで行くことにして
帽子にマスク、サングラスと手袋に厚手のジャンパーで出かけた。
料金所で入園料を払おうとすると、
「県民の方じゃないですよね」と訊かれたので
「生まれてからずっと県民や」と答えたら無料になった。
そんな日があるなんて知らなかったので得した気分になった。
ちょうど雲が退けて、可憐な梅は青空によく映えた。
見頃には、も少しかかりそうだが人出は多かった。
余程の風が吹かなければ、桜の開花と同時に楽しめそうだ。
この間は、「なあ、梅咲いたぞ。三分だけどな、行くか」とカミさんに云ったら
満開なら入園料も惜しくないみたいなことを云った。
スーパーで二つのコーヒーを見比べて、
携帯の電卓で計算し「うん、こっちの方が安い」と云っているくらいだから
三分咲きで誘う自分がどうかしている。
今日は県民が無料だと最初からわかっていたら
無理にでも付き合わせたかも知れない。
それくらいに可憐だった。


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