日々記

ひびき

一月二十九日記

2009-01-29 | Weblog
「肛門付近から強い異臭がするが、警察か消防かどっちだ」
と早朝に友人からメールが入った。
履歴を見ると夜中だったのでとりあえずは無視したが、
こんなふざけたメールでも久しぶりの奴なので昼休みに返信した。

今日は、もう春がそこまでというくらいな陽気だった。
せっかちな草花は芽を覚ますかも知れないと思った。
「こんなうまい日はしばらくないな」と会社の人が言った。
「うまい」とは「良い」に中てられる。
ぼんやり眠くなるような日和だった。

「警察に通報したら」と異臭騒ぎのメールを返したら、
「昨日ひさしぶりに良い天気だからビールを飲みすぎた」
と返信が即届いた。

久しぶりに飲むか、と返したらにっこり微笑んだ絵文字をよこした。
「いつにする?」と返信したら、鸚鵡返しみたいに
お前の都合に合わせるからとわざわざ電話をよこしてきた。

今日は最高気温が十四度で、朝は霜がおりていたが二度くらいであった。
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言葉はいらない

2009-01-17 | Weblog
寝そべって本を読んでいたら背中に猫が寄りかかってきた。
重たくなったので退いてみたが起きるようすがない。
腹をくすぐってみたが起きない。
もともと厚かましい性格で一度寝るとなかなか起きない。
携帯電話を腹に乗せてみたが起きない。
老眼鏡も乗せてみたが起きない。
もっと重みをつけてやろうと砂時計やホッチキスと
机にある文具を次々乗せてみるが起きない。
もう乗せるスペースがなくなったので最後に漢和辞典を乗せて
みようと思ったら、むくっと目を覚ました。
こっちが微笑んでみると、大きなアクビをひとつして
自分を恨めしそうに睨みつけゆっくり部屋から出ていった。
目と目で通じ合うとはこんな具合だなと思った。
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七草がゆ

2009-01-08 | Weblog
我が家は、ひと草がゆであった。
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夢うつつ

2009-01-06 | Weblog
鯨の夢は縁起がいいそうだが、
昨日の夢は恥ずかしいくらいうつつであった。
馴染みのスーパーで弁当を選んでいる場面からはじまった。
どれも半額になっているのになかなかひとつに決められない。
そのうちに他の客がごっそり買い込んで結局自分はうどんの玉を買って帰る。
これは実際にあったことで、それをそのまま夢に見た。
夢の中までせこいのかと自分を殴ってやりたくなった。
正夢というのがあるが、時間が前後しただけでこれも正夢だろう。
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初夢

2009-01-05 | Weblog
大きな川に鯨が六頭泳いでいるのを見た。
空も川も大体において風景はすべて青が基調になっていた。
「見ろ、鯨だ。鯨がいるぞ」橋の真ん中で親父に言った。
親父は返事をしなかった。
歩き進んでいくと橋が水浸しになっていた。
仕方ないから後戻りしようと思ったら帰り道も水浸しになっていた。
不思議と身の危険も感じなかった。
自分は川底を覗き込んで鯨が遊泳しているのを眺めていた。
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酒と喜怒哀楽

2009-01-04 | Weblog
二日の午後になってから弟とお袋がきた。
お袋は晩飯の用意で、弟とは将棋を一局して近所の本屋へ行った。
去年の夏に投稿した散文が年末になって冊子に掲載された。
自分はそれをお袋には言わないでおいた。
先年死去した兄のことを半分は真面目に半分は作り話として書いた。
それをおしゃべりなカミさんがお袋に話したので、
その本が欲しいから買ってきてくれということになった。
本屋から帰って、酒を飲み始めた。
夕方遅くになって友達がくるころには自分は泥酔していた。
座っていても身体が左右にゆらゆら揺れていたそうだ。
もうそれ以降の記憶がない。
弟と何か口論になって喚いているのだけは何となく覚えている。
翌朝になって弟はひどい二日酔いなようで何度かトイレに立った。
しかしどういうわけか自分は朝になっても二日酔いはなかった。
友人から、弟を殴ってすまなかったとメールが入った。
きけば兄弟ケンカの仲裁に入ったようだ。
何を言っても弟がからんでくるので、つい手を出したそうだ。
「○○さんがいてくれて助かったわ」とカミさんとお袋が言った。
酔った大人の男を止めるのは女の人には無理だろう。
日頃の鬱憤が原因だとお袋は言ったが酒を飲めばそんなものだ。
ちびちび飲もうと思っていたにごり酒が空っぽになっていた。
これだけ飲めば喜怒哀楽が錯乱しても不思議はない。
将棋をしていたとき弟は、「何か手考えとるか?」ときいた。
考えているような素振りをして実は何にも考えていなかった。
勝負は弟が勝った。これでもかというくらい詰め寄られた。

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初参り

2009-01-02 | Weblog
去年、縁があってAさんという建築士の方と知り合いになった。
その前にアプローチした建築士の方は、
どうも貧乏人が嫌いなようでこちらが新居の提案をする前に音信不通となった。
Aさんは貧乏人の注文もきいてくれるので、
カミさんも小まめにメールのやり取りをして
低額で無茶な家屋を希望しているようだ。
先月、Aさんが家へ視察にこられたとき、縁側の窓ガラスを見て
「ここは窓が結露するということはないでしょう」と言った。
それもそのはずで、家は猫が部屋を行き来するから襖を少し開けてあるし
それでなくてもすきま風がすごい。
カミさんの希望は猫と人がなんのわだかまりもなく過ごせる家が欲しいようだ。
通気性のことや寒さ暑さに神経を使わない家がいい。
この不景気に家を建て直すと金を持て余しているように勘違いする人があるが、
どんなに小さな家を建てたって自分が古希になるまでは
借金がついてまわるだろう。
大きな病気をひとつでもしたらそれで仕舞いだ。
昨日、近所の神社へ初参りに行って念入りに二拝二拍一拝をしてきた。
手水舎でも作法に従って口を清めた。
財布を忘れたので心意気で今後のことを何とかならないかと神様に念じた。
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