日々記

ひびき

珪藻土塗り④

2009-07-28 | Weblog
「やる気がねぇんならとっととけぇれ。仕事の邪魔だ」
およそこんな内容のことをカミさんに言われた。
せっかくの休日にどうして左官仕事なんかと今でも思ってしまうが、
カミさんは珪藻土塗りが楽しくて仕方がないらしい。
「ああ早く休みにならないかな」なんてことまで言う。
さすがに大口を叩くだけのことはあって左官屋さんも感心するほどの仕上がりだ。
自分はといえば、やればやるほど下手糞になっていく。
建築士の先生が、「やっているうちに普通は上達していく。
ただし、申し訳ないけど向き不向きはある。」と率直に自分の腕前を慰めた。
別に申し訳なく思ってもらわなくったって結構だが、
こうカミさんばっかり誉められちゃ面白くない。
それでいて、今に見てろ、とそんな気も起こらない。
昨今では自分で壁塗りをする夫婦が増えているそうだ。
まかせきりの建て売りよりも自然志向で自分も携わるのが増えているそうだ。
自分の担当は便所が残っている。
便所は、いちばん最後に仕上げるものらしい。
お客さんにしろ、住む人にしろいちばんじっくり壁を見るから、
よほど手馴れたころ合いに作業するのがいいというのだ。
そんな大役を仰せつかってまったくありがたい。
この日、自分は昼飯のあと少し居眠りをした。
普段からそうしているからどこに居たってすぐに眠れる。
昨日は花火大会があって痛飲してしまった。
朝いちばんに叱られたとき、さっさと帰ればよかったと昼寝の前に思った。
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