日々記

ひびき

老後の愉しみ

2024-05-01 | Weblog
家にいてもお互い還暦のイメージが間近になると老後の話題が出てくる
夕べもちょっとしたことで口論になって
「来るかどうかもわからない老後に目を向けてばっかりいてどうする」と
つい口走ってしまった
老後の準備もいいけど今を愉しむほうがいいんじゃないかと
言ったつもりが、老後の愉しみを奪うようなことは言わないでみたいに言われた
共働きで家に帰れば当然家事もしなければならない
生活の基本である炊事だって分担してやってきた
それでもカミさんは時間が足らなくて苛々しているようだ
オレらふたりと猫しかいないんだしもっと気楽にやったらどうだと
言っても元来生真面目で手抜きのできない女だから困る
少ない余暇の時間にやりたいことはやっているというが
老後(仕事をしないでもいい生活)にやりたいことをたくさん夢見ることが
どうしていけないと突っかかってくる
そんなことを思えば自分は老後にあれこれしよう、はやく定年になって
あんなことこんなことがしたいという野望らしいものがあんまりない
今、仕事をして薪仕事をして、家のことや雑多なことをしているだけで
手いっぱいで老後の憧れなんてものに気が向かない
歳を重ねるごとに今より元気になって行くならまだしも後期高齢者に
なって野山を駆け回ろうと思ってもきっとそうはいかないだろう
とりあえず今はまだ駆け回るくらいの体力も体もあるので
やっぱり今を愉しむしかないんじゃないかと思ってしまう
しかしながら同じ屋根の下で暮らしている人のささやかな希望を
叶えてやるのが連れ合いとしての役目かなとも思っている
老後の愉しみか、自分は何だろうと寝床に入って考えているうち
数分もしないうちに寝落ちした
コメント
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