日々記

ひびき

リラの花の咲く頃

2015-07-15 | Weblog
先日、昔に焼いたCDを整理していたら
淡谷のり子さんの「私の好きな歌」というのが一枚出てきた。
知ってる曲、知らない曲いろいろあったが、
とりわけこのタイトルの曲がとっても気に入った。
この曲は「すみれの花の咲く頃」の原曲と何かに書いてあった。
これは宝塚歌劇団やなんかが歌っているのを知っていたが
きちんと聴いたことはない。縁がなかったので、興味がなかった。
それでもこのメロディは知っていたし、すみれでなくってリラと
歌ったほうがすんなり自分の中に入ってきた。
このごろ気がつくと、このメロディの口笛を吹いていた。
二三日前、大好きだった伯母が九十歳で亡くなった。
亡くっなってから、あぁ好きだったんだなということを知った。
通夜の席で、正信偈の間じぶんはずっと頭の中でこのメロディを流していた。
季節外れだし、歌詞もそぐわないかも知らないが
正信偈の内容はともかく、坊さんの大袈裟に上下する読経より
このメロディを長い長い人生の終わりに贈りたいと思った。
コメント
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