日々記

ひびき

死のいろいろ

2009-06-04 | Weblog
生まれ来る限り、どうあってもいつか死ななければいけない。
それは誰も洩れなく体験することで例外がない。
いつか知らない日のことだから、こうやって日々生きていけるのだが、
余命幾らと勘定されたら平常心に自信がない。
もうすぐ兄貴の三回忌を迎えるが、もうそんなになるかと時の速度を感じる。
いくら年月が過ぎても薄らいで行かないことはあるが、
こんなふうにして人生は過ぎて行くんだろう。
最近のニュースでも不意な事故死を見ると切なくなってしまう。
何の落度もない人が何の縁も無い人の落度で命を落としてしまう。
自分は運命論者でないが、そんな理不尽な死に方にがっかりしてしまう。
「ああ、今日は疲れた。帰って一杯飲むか、そのあとはエロビデオでも見るか」
自分なら、そんな些細な今後が不意に奪われてしまうことに、
やっぱりがっかりしてしまう。
娑婆の犠牲死を他人事だからと分かりきったこという人があるが、
その犠牲者が自分と少しでも関わった人ならどうだろう。
自分なら、例え鬱陶しい奴だと思っても心が縮んでしようがない。
どうしたものか、命日が近づくと兄貴のことが昨日のことに思えてならない。
コメント
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