講演会まであと6日(゜-゜)
≪12年前の要望書≫ (その2)
また、仕事の合間に、
資料作りをしながらのネタです。
この資料は10年位前に手に入れていたものですが、
実はほとんど中身を読んでいませんでした(-_-;)
でも、かいとくんたちに出会い、
いろんな資料を本気で読み直しました。
この要望書のなかの最後の文章は、
かなりいい感じです(^_-)-☆
いきなり、《終わりに》ですが、
気にせずにお読み下さい。
□ □ □
添付文書(2)《補足説明》
《おわりに》
この文章では、対象を医療的ケアを要する「子ども」、
重症障害児としてきましたが、
ここに述べてきたことは、子どもだけはなく、
医療的ケアを要する成人、重症障害者にも共通しています。
医療的ケアが学校や通所施設のスタッフにより
適切に行なわれるようになることは、
それによりその子ども(人)を医療的に良い状態に保てるという
医療的意義だけでなく、様々な意味での教育的意義も有し、
本人への療育サービスと家族の負担軽減という意味での
福祉的意義も大きいと言えましょう。
このような意義は、それぞれの立場から
確認できるのではないでしょうか。
この問題は、医療の進歩の一環としての在宅医療の進歩、
在宅重症児(者)の増加が、教育や地域療育の場に
新たな問題や負担をもたらしたものとも言えます。
その意味で、私たち医療関係者は、
この問題の望ましい対応の実現に向けて努力をし、
学校や通所施設の関係者へのさまざまな協力やバックアップを
していくべき大きな責任を負っています。
私たちはこのような責任を自覚するとともに、
困難な条件をかかえた子(人)
およびその家族のQOLの向上のために、
関係者の方々が、それぞれの立場から、現実を充分に理解し、
前向きで積極的な対応をされるよう願うものです。
□ □ □
繰り返しになりますが、
この言葉の後に、全国の医師455人の名前が並んでいるのです。
心から信頼できるお医者さんって、
数えるほどしか会ったことのない私にとっては、
不思議な感じがしました(o|o)
たとえば、小学校の校医さんたちが、こんなふうに、
「私たち医療関係者は、
この問題の望ましい対応の実現に向けて努力をし、
学校や通所施設の関係者へのさまざまな協力やバックアップを
していくべき大きな責任を負っています。」
「私たちはこのような責任を自覚するとともに、
困難な条件をかかえた子(人)
およびその家族のQOLの向上のために、
関係者の方々が、それぞれの立場から、現実を充分に理解し、
前向きで積極的な対応をされるよう願うものです。」
そう、言ってくれる人だったら、障害のある子や、
自分ひとりで病気のことをかかえながら
学校生活を送っている子どもたち、みんなにとって、
学校が本当に安心できるところになると思います。
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