《直す必要のないものにであう》(メモ2)
「ふつう学級がいいよ」と言いたかったのはどうしてだったのか。
私は、就学相談会で何を話してきたのだったか。
私の中の何が、よその親子にお節介をし続けてきたんだろう。
それ以外のお節介など、絶対にしないのに。
むしろ、よその家になんの興味もない。
子どもに甲子園に出ようとか、オリンピックに出ようとか思いもしない。
ピアノや絵やスイミングにサッカー、誰かに何かを勧めようなんて思ったことがない。
なのに、「ふつう学級」というお節介は、自分のガンの手術より気になった。
そこまで、見ず知らずの親子に話したかったのはどうしてだったのか。
少しずつ気づき始めた(=゚ω゚)ノ
□
直す必要のないものと「であう」。
直す必要のないものが「であう」。
裁くことのない資質に「であう」。
裁くことのない仲間に「であう」。
「であう」は、「探求し」「ふれあい」「つながる」。
それぞれの命がそれぞれに生きる力の形が「ひらく」「つながる」。
「であう」「さぐる」「ふれあう」「つながる」が止められると、「とまどう」「おそれる」「かたまる」。
だから、「であう」じゃまをしないでほしい。
「であう」怖れを植えつけないでほしい。
ふつう学級が「教える」とか「伝える」んじゃない。
「であう」子どもたちが見せてくれる。
直す必要のないものと「であう」とうれしい。
直す必要のないものが「であう」とよろこぶ。
裁くことのない資質に「であう」とやすらぐ。
裁くことのない仲間に「であう」とうれしい。
「であう」を取りあげられると一生苦しい。
だからそこだけお節介な人生になってしまったらしい。
最新の画像もっと見る
最近の「ようこそ就園・就学相談会へ」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- ようこそ就園・就学相談会へ(451)
- 就学相談・いろはカルタ(60)
- 手をかすように知恵をかすこと(28)
- 0点でも高校へ(395)
- 手をかりるように知恵をかりること(60)
- 8才の子ども(161)
- 普通学級の介助の専門性(54)
- 医療的ケアと普通学級(90)
- ホームN通信(103)
- 石川憲彦(36)
- 特別支援教育からの転校・転籍(48)
- 分けられること(67)
- ふつう学級の良さは学校を終えてからの方がよくわかる(14)
- 膨大な量の観察学習(32)
- ≪通級≫を考えるために(15)
- 誰かのまなざしを通して人をみること(133)
- この子がさびしくないように(86)
- こだわりの溶ける時間(58)
- 『みつこさんの右手』と三つの守り(21)
- やっちゃんがいく&Naoちゃん+なっち(50)
- 感情の流れをともに生きる(15)
- 自分を支える自分(15)
- こどものことば・こどものこえ・こどものうちゅう(19)
- 受けとめられ体験について(29)
- 関係の自立(28)
- 星になったhide(25)
- トム・キッドウッド(8)
- Halの冒険(56)
- 金曜日は「ものがたり」♪(15)
- 定員内入学拒否という差別(85)
- Niiといっしょ(23)
- フルインクル(45)
- 無条件の肯定的態度と相互性・応答性のある暮らし(26)
- ワニペディア(14)
- 新しい能力(28)
- みっけ(6)
- ワニなつ(352)
- 本のノート(59)
バックナンバー
人気記事