ワニなつノート

【し】《就学時検診は子どもへの詐欺》


【し】 《就学時検診は子どもへの詐欺》


「分けられたい子はいない」

「分けるための検診だということを隠す」

だから、就学時検診は子どもへの詐欺なのだ。


「分けられたい子はいない」。
そのことを、教育委員会や学校の大人はみんな知っている。

だから、こっそり探し、分ける。

「オレオレ」とは言わず、「一年生、一年生」と誘う。

ワクワクして集まってきた子どもたちの中から、「障害児」を選び、分ける。

これが「詐欺」でなくて何か。
これが「「だまし討ち」でなくて何か。



「分ける」教育が、真に子どものためなら、正々堂々とやるべきだ。

「小学校一年生子ども選別(選抜)大会」とか。

そして、「選ばれた子」には、ご褒美として、最大「12年間、個別で分けて、専門の先生が教育してあげます」「ときどきは交流もあります」と、正々堂々とやるべきだ。

それができないなら、子どもに対して「恥を知るべき」だ。


この昭和のかび臭い制度は、特別支援教育の場で真剣に子どもと向きあう教師や、そこで学ぶ子どもたちに対しても敬意のないやり方だ。

無批判な姑息の継続に過ぎない。

私たちよりも、むしろ特別支援教育を進める人の中から、反対の声が上がらないのがおかしいのだと思う。



「障害者の雇用水増し問題」に関して、第三者検証委員会による報告書は「前例踏襲で長期にわたり多くの行政機関で不適切な実務慣行が継続していた」と結論づけた。

不正算入が始まった時期は特定できなかったが、聞き取り調査に対し財務省は「1960年ごろから行われていた」と回答。


ちなみに、就学時健診制度が始まったのは1958年。

高校入試の「適格者主義」の通知が出されたのは、1963年である。



子どもを「分ける」ため、だまし討ちのように6歳の子どもを集めて「障害」を探した行政。

その一方で、「雇用」のために「障害」を探すときには、適当にごまかし水増し続けて、60年余り国民をだまし続けた行政。

昭和の「障害児者」に対する「行政」や「法律」を作った人々の人権レベルを信用してはいけない。
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