私たちはみんな尊敬された子ども
子どもはみんな家族の一員であり、家の中では有名人である。
子どもはみんな「お母さんの子ども」であり、
「誰かに守られた子ども」であることを知っている。
だから初めて会う子もみんな「誰かの大切な子ども」であることを知っている。
みんなクラスの一員であり、クラスの中では「有名人」であること。
6歳の子どもはそれを疑わない。
となりの子と目で話し、興味ある子に近づこうとする。
「しゃべれないの?」と聞くときも、
「歩けないの?」と聞くときも、
「みんなお母さんの子ども」であることを疑わない。
自分がここに「いる」ことを疑わず、
目の前の子が「いる」ことを疑わない。
「アニマルセラピー」のイルカや馬のように、子どもも子どもを裁かない。
6歳の子は友だちと仲良くなるために、息をしている。
だから呼吸器をつけた女の子が、一年生の間にできるようになったこと、
という宿題に、「わたしはいきができる」と書く。
■
家で大切にされない子がいる。
傷ついている子がいる。
学校はその子に、「子どもはみんな守られた子ども」であることを伝えることができる。
親をなくして孤独な子がいる。
つながりを失くした子がいる。
学校はその子に、尊敬とつながりを取り戻すことができる。
すべての子どもを尊敬することで、
一人の子どもに「自分も尊敬される子ども」であることを
学校は伝えることができる。
■
ようこそ就学相談会へ。
わたしたちが、子どもに贈りたいのはそういう学校です。
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