見出し画像

ワニなつノート

定員内不合格の基礎知識 ⑤

《中学校長会の「希望者全入」の提言》

               □

定員内不合格を出すのは、高校の校長です。

高校の校長は、子どもの顔も見ず、一日もつきあいもせず、門前払いします。

 

でも心ある中学校の校長は違います。

3年間、生徒とつきあい、成長を見守ります。

「進路保障」は、学校の大切な仕事のひとつです。

卒業させた15歳の子が、行き場もなく、所属もなく、支える大人が誰もいないのは、あまりに理不尽なことと、中学校の先生は感じます。

                □

27年前。

中学校長会は、「希望者全入」の提言をしました。

高校進学率96.7%の時代に、残り3%の子どもを見捨てることが、校長として、教師として、大人として、耐えがたかったのだと思います。

 

でも、99%になったいま、まだ「希望者全入」にはならず。

「定員内不合格」は止まず。

1%の子どもを、切り捨てる教育のまま。

1%の子どもを、見捨てる社会のまま。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「0点でも高校へ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事