ふつう学級の障害児のために知っておきたい大切なこと・2018

《はじめに》　　

　　あなたが出会えた子どもは、
　　　　　　　　　　みんなにも出会える




このパンフレットは、障害のある子の「就園・就学相談会」のために作りました。

「特別支援教育」を知りつつ、「ふつう学級」への思いを、「なしにできない」と感じている親に向けて、作りました。


右手に特別支援教育、左手にふつう学級。その二つは、「選択」のように語られてきましたが、実際は「選択」と言えるものではありません。


右手には、医療・福祉・療育・教育・世間の常識、という圧倒的な情報があります。
それだけでなく、多くの専門家の支援や経済的支援、何より社会の承認がついてきます。


でも左手には、何一つ情報がありません。
それだけでなく、主治医が反対することや、身内が反対すること、何より本当の思いを話せる人が一人もいないことがあります。

左手にあるのは、ただ「どうしてもなしにできない」という感覚と、不安。


どんなに情報がなくても、味方が一人もいなくても、「手放してはいけない」と感じるものがあります。

私たちも同じでした。


「私たち」とは、親だけではありません。

「私たち」には、分けられた子ども、そして、きょうだいたちの声が含まれます。


障害のある子が、ふつう学級に行くには、まだまだたくさんの壁があります。


あなたの話を聞く前に、私たちに言える確かなことが一つだけあります。

それは、あなたが出会えた子どもは、みんなにも出会えるということです。


このパンフレットに書いてあるのは、出会った子どもたちの物語です。

私たちも、あなたと、あなたの子どもとの出会いを楽しみにしています。



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このパンフレットの続きを読みたいな～～～～(=ﾟωﾟ)ﾉ