就学相談会と絶滅危惧種(その5)
【私たちは、誰の、どんな感情を、大切にしたいのか】
【私たちは、誰の、どんな理解を大切にして、この子の未来につなげようとしているのか】
《就学相談会の前に忘れてはいけない大切なこと 2016》
障害のある幼い子どもを育てながら、「障害」のことよりも、その子と暮らす日常の豊かさを感じている人がいる。
自分たち家族とこの子の生活は、同じ日常にある。
この子の保育園の生活と同じ年の子どもたちの日常も同じところにある。
それなら、6才のこの子の学校という日常も、みんなと同じ日常にあることに、何の不思議もない。
「障害」があることは、今までの日常と別の日常を暮らす理由になるのだろうか。
それは、この子のために、どんな意味があるのだろう。
その疑問を口にする機会は少ない。
でも、ふつう学級は本当にこの子を大事に育ててくれるだろうか、という思いがよぎることもある。
この子には障害があって、しゃべること表現すること、好きな気持ちや嫌いな気持ちを表すことも伝えることも苦手だし、心にはいろんな思いがあっても親にさえその心の内がわかりにくいことがたくさんある。
どんなにがんばっていても、そのがんばりが、親でさえわかってあげられず後になってからこの子のがんばりや本心に気づかされることもある。
そんなことも含めて、ふつう学級はこの子を認めて、みんなと同じ一人の子どもとして育ててくれる場所だろうか。
そんなふうに、障害を持って生きるこの子にとって、安心できる場所かどうかを真摯に悩み迷う親に向かって話すことしかできない、ということ。
私の立ち位置は、このあたりかな。
さてと。
今年、最後の就学相談会に行ってきます(^。^)y-.。o○
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