日本インター2015

週末は、武道館で２日間にわたって開催されるダンスの祭典、日本インターでした。
多分、数ある競技会の中で、一番人気のある試合だと思います。
私も、ダンスを始めたばかりの頃観戦に行き、「ここで踊れるようになりたいなあ～」 と思ったものです。
出場資格を満たす級になった時は、嬉しくて、早々にエントリーしたものです。
その時、エントリー番号は１番で背番号も１番でした。

この伝統と格式のある試合が、今年は大変なことになってしまいました。
私たちアマチュアの試合は、問題なく行われ、例年と同様の全日本選抜のハイレベルの試合が繰り広げられたのですが、プロの試合は、東部総局、西部総局の選手の出場ボイコットにより、トップ選手が全く出場しない試合となってしまいました。

土曜日は、夜の部から観戦に行ったのですが、観客席がガラガラなのに驚き、またプロのセミファイナルを見て、唖然としてしまいました。
それは、私が知っている日本インター準決勝ではありませんでした。
決勝に残った日本人選手３組のうち、２組は名前すら知らない選手でした。
何の高揚感もなく、暗澹たる気持ちで帰宅しました。

翌日曜日は、アマシニア戦にエントリーしてあったので、１０時頃会場入りしました。
早速、プロの試合を観ましたが、この日もパンフレットに名前が載っている選手ですら、殆ど出場していません。
でも、東部のＡ級選手が数組出場していたので、昨日より少しはマシだったのかもしれません。
会場も、タダ券がばら撒かれた２階席を中心に、土曜日よりは埋まっていました。
でも、本来なら出場資格がない選手がフリーアップで２次予選まで踊るのを観るのは、ちょっと悲しかったです。
観客席でも「アマと変わらないじゃん・・」という会話が交わされていましたから。。

そんな中でしたが、私はシニア戦のデビュー戦でした。
シニア戦は35歳以上なので、とっくに登録資格はありましたが、ずっと登録せずにいました。
今年は、日本インターのシニア戦に出ようと思い、年初の登録時にシニア登録も済ませたのでした。
初めてなので、勝手は分かりませんでしたが、エントリー表を見て、最終予選に行ければ上出来なのかなと思っていたところ、何とか最終予選（４次予選）に残ることが出来たので、私的には目標達成だったように思います。
ただ、ジャッジも東部の先生がボイコットだったので、他総局から来たジャッジばかりということで、東部の選手がかなり不利益を被ったという不満が控室に充満していました。
観ていた人に、ブンブン動いていたけれど、クラス戦ではそれで良くても、シニア戦はもっとワンピースで動かなきゃ残らないわよと言われました。
クラス戦では、動きが足りないと言われるんですけどね・・

何だかんだはありますが、やっぱり武道館で踊れるのはとても胸躍ることでした。
来年も、エントリーして出場しようと思っているのですが、今年が最後の日本インターになってしまう可能性は非常に高いようです。
後期の試合から、財団本部と東部総局では別々に競技会を開催していく予定になっているようですから。。

ここまで来たらもう後戻りは出来ないのでしょうが、去年までのあの素晴らしい日本インターという試合をもう一度観たいと、多くのダンスファンが思っていることと思います。
色々な想いが交錯した２日間でした。

 

４０／１００

 

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