蒼い空の下で

文系男子の何気ない1日を記します。

若狭地区夏季中体連

2018-07-16 23:19:53 | 中学野球
3年生にとって最後の大会となる中体連が終わった。
結果は3位。
県大会への切符を逃した。

初日は2戦2勝。
予選1位で通過したものの、反対ブロックには強豪校がいる。
県JAバンク杯4強の大飯中。
そして、春季地区大会優勝の小浜二中。
どちらが相手でも厳しい事に違いはなかった。

今年の3年生は15人。
学童野球時代からそのままに全員が軟式へ進んだ学年だった。
いわゆるボーイズという道に誰一人と進まなかった世代である。

そんな先輩達を1学年上に持ったのが長男坊だった。

-玲央-
小さな身体から投げ入れる直球は、この辺では見られない程素晴らしい。
また、ピッチャーをする中、蒼空を可愛がってくれる先輩でもある。

初日の予選リーグ。
蒼空にも途中出場する機会が巡ってきた。
外野に就いたが、先輩の足を引っ張らない事だけを願った。
全員野球で凌いだ初日はリーグ戦を1位通過。

この結果を踏まえ、準決勝は小浜二中が相手となった。

最終日も気温が35℃近くなった。
そんな中、準決勝第1試合は大飯中が勝利。

試合は12時20分頃から開始となる。
1塁側の応援席には、テントに陣取る3年生の母親達が見える。
そして、いつも通り天の父親もいる。
天が5年生、そして蒼空が4年生の春。
春公式戦の前日、バッティングセンターで偶然にも一緒してから面識が出来た。

準決勝第2試合は、予想通り投手戦になった。

中盤まで両チームとも、先取点が欲しい気持ちが出過ぎて走者をアウトにされる場面が数多くあった。

勝てば県大、負ければ引退。
遅かれ早かれだが、酷な試合である。

得点圏に走者を背負っても、玲央のピッチングは冴えている。
ユニフォームを泥だらけにする尊斗も攻守に渡って引っ張る。

4回を終えても0対0は続く。
ところが5回、ここで満塁のピンチを迎える。

この場面、バッターボックスに立ったのは三番を任される2年生。
学童野球時代から見覚えのある顔だった。
この勝負の結果は、タイムリーツーベース。
2点を先制される。

終盤で試合が動いたという事で焦りとなる。
ところが6回の攻撃でスクイズで1点を返すと、なおもチャンスは続く。

再びスクイズを試みるも、マウンド前への小フライと化す。
ここで相手ピッチャーが頭から飛び込んで捕球して、飛び出していた三塁走者をもアウトにする。

最終回、無得点。
その願いは届かず試合は終了。
ここで3年生の夏が終わった。

涙する3年生の中に竜也の姿もあった。
妻もその姿に涙していた。

3年前のろうきん杯予選。
蒼空と星輝が敗戦の立役者となった名田庄との試合。
終了後、円陣の中で泣いていた竜也の姿が重なって見えた。

今大会は、大飯中の優勝で閉幕する。

今後、3年生達においては益々活躍される事と思う。
そして1年後、更なる舞台で姿を見せてくれる事を期待している。
                          
                   おわり
コメント
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