蒼い空の下で

文系男子の何気ない1日を記します。

練習試合@遠敷&鯖江東―2016.4.10―

2016-04-10 23:14:12 | 2016年学童野球
本日は、遠敷と鯖江東の3チームで練習試合を行いました。遠敷は、昨秋の若狭地区新人大会で優勝、鯖江東は鯖江市の新人大会で準優勝した強豪チームでありました。新チームになってからの勝率は8割、この日は現段階の実力を試せる絶好の機会でした。

まず最初の遠敷戦は、序盤から均衡しましたが、4回に連打を浴びて一挙4点を奪われる展開となりました。その直後のイニングで4番打者のスリーランホームランなどから再び同点にする流れとなりましたが、最終的には遠敷に勝ち越しされ、結局5対6で敗れる結果となりました。

午後からの鯖江東戦は、6番打者の2本のホームランや主軸のタイムリーから得点を重ねました。しかし4回以降、先発ピッチャーの制球が定まらず苦しい試合となりました。大量得点を奪いましたが、全体的に見ると精度に欠ける試合だったのではないでしょうか。10対4で勝利したものの、雑なプレーが多く見られたそんな試合でありました。

【5年生コンビの活躍】
2試合を通じて、スタメンに名を連ねた5年生達がチームを引っ張りました。1番打者を任された5年生は出塁を重ね、左投手を相手にも持ち前の俊足で相手をかき乱しました。また、鯖江東戦で捕手として活躍した5年生もキャッチャーフライを幾度なく捕球するなどしてアウトカウントを重ねてくれました。派手な活躍をする6年生達の影にありますが、縁の下の力持ちとしてチームに貢献する存在である事は間違いないようであります。

【必ず成長の過程にある壁】
2試合目の鯖江東戦、この試合はストライク先行とは言えず、先発した6年生が制球に苦しみました。これに関しては、応援している親が助けてやれるものでもありません。ランナーを背負った場面や県大会という大舞台が掛かった場面、そして味方のエラーからピンチを招いた場面など様々なケースがあるかと思います。窮地に立たされた時、実力が発揮できるよう更なる精進が必要です。これまで何度か乗り越えたつもりですが、もう一度親子二人三脚で越えなければならない壁のようであります。

【県大会とは】
鯖江東の野球を見て、チームに足りないものを6年生達が気付いたようです。試合中の声出しやミスをした仲間に必然と口にできる声掛け、そして指示の声など数えきれない程、お手本となる姿がありました。それを見習って序盤までは心掛けていましたが、それ以降はいつも通りの様子に戻っていました。最近、簡単に口にしがちな「県大会出場」を本当に視野に入れるなら、心もそれに合わせなければならないようです。

【カギを握るのは自分】
自分が、もう少し頑張ればチームが強くなると考えられると嬉しいです。その為に自分は何をすべきかを考え、行動に移せるとよりいいものです。正直、土日の全体練習だけでは上手になりません。ここでは全体を考えた練習メニューなので、個々の弱点を克服する練習とまではいきません。打てなければ家庭で素振りをする、ボールが捕れないのであれば家庭でキャッチボールをする、体力がないのであれば家庭で走り込む、ルールが分からないのであれば家庭で勉強するなど補習は可能です。特定の子に期待を寄せるのではなく、自分が主役に躍り出るよう頑張ってほしいと思います。

今日の試合で主力の子がケガをしました。その時、私はあることを思い出しました。それは、高2の秋にあった全国高校ラグビー大会の福井県予選決勝の事でした。勝てば花園、負ければ即引退が掛かる3年生達が繰り広げた試合。私達はリードをされたまま、前半終了直前に副キャプテンが脳しんとうで欠場する事となりました。その時、3年生達は「花園に連れていく」と意識のない副キャプテンに叫んで、後半に挑みました。時間が経過しても点差は一向に縮まらず、むしろ離された試合展開となりました。そんな中、後半残り10分でそれは目の前で起こりました。劣勢の中から、3年生達がボールをつないで自陣から見事にトライを奪って逆転してみせてくれました。全ては3年間を共にした仲間を花園に連れて行くという想いだけで。
この日、怪我をした主力の子の為にも6年生達が何をすべきなのかを分かってほしいと思っています。

遠敷・鯖江東のみなさん、本日の練習試合ありがとうございました。
今後も交流をお願いします。



コメント
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