天涯孤独男のつぶやき!

もうこの歳になると怖いモノはない。何でも好き勝手書かせてもらいます。多少辛口になります。ジャンルは世の中のことすべて。

今、半藤一利、伊集院静、世界史関連の本を読んでいる

2021-03-09 09:47:50 | 日記


現在、この3冊を並行読みしている。
真ん中の半藤一利(享年90)はこの本を作っている途中、1月12日に亡くなった。
だから歴史探偵・半藤一利、最後の著書だ。
後書きが絶筆になった。
本の中味は過去に書いた日本史、漱石、芥川など文豪の話、子供時代の思い出など多岐にわたるエッセイを集めたモノ。
本人は「自分は昭和史だけの男じゃない」と自負している。
そんな本だ。
半藤を偲びながら、珠玉のエッセイを味わいながら読んでいる。

伊集院静の本はベストセラー「大人の流儀」シリーズ10冊目。
累計200万部超えだというから凄い。
僕はずっと読んでいる。
伊集院は昨年1月21日にくも膜下出血で倒れ死線をさ迷った。
僕は「若い頃(今もか)、酒、ギャンブルをめちゃくちゃやってるから、アカンやろな」と正直思った。
しかし4時間に亘る手術で見事生還。
後遺症もなく作家復帰している。
良かった。
ブログにも書いたが、3、4年前、サイン会で二言、三言話したことがある。
同世代としていつまでも書き続けてほしい。

もう一冊は世界史モノ。
僕は退職時に世界史をもう一度やり直そうと決心し、勉強し直した。
フランス革命、ロシア革命、アメリカ独立戦争、辛亥革命、第1次、2次世界大戦とか各論には強かったが、古代から全体像を把握するためだ。
2、3年掛けて何とかモノにした。
それ以後も世界史に関する本は楽しく読んでいる。
今回、面白かったのはヨーロッパなどは17、18、19世紀で国民国家(ネーションステーツ)を確立したが、中国、インドは未だ多言語、多民族の集まりの「帝国」だという指摘。
だから、10億人を超える巨大国家なのだ。
国民国家として分離独立してないから、新疆ウイグル、チベット、モンゴル問題などが起きている。
う~ん、なるほど。
清国を建国した満州人(女真族)は今や中国人に同化しているが。
とまれ世界史から見ると、現代の世界もよく見えてくる。
この年になってもセカセカ生きている僕にとって、読書は一番の精神安定剤だ。