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整備手帳  尾崎 剛と北海道の四季とオートバイ

カワサキ650RS W3のスカイブルーは
故郷・四国の夏の空色
いつまでも、19歳の夏を忘れないように

大学生の僕がやったウィンカー変更

2014年06月14日 | カワサキ Z750FX(D3)

19歳の頃からずっと乗っている、Z750FX
先日、ほぼノーマルとご紹介しましたが、僅かながらノーマルではない箇所があります。


これまた大学生の頃から使っているパニア(振り分けバッグ)を載せます。
何度も何度も長い旅をしました。日本中を走りました。
真に使い込んだバッグとオートバイ。


実はウィンカーの位置が違うんです。
ほら、それらしい場所にぽっこり取り付け穴があるでしょ?

大学生の頃の僕が自分で自作してナンバープレート横に変更しました。

海外で走るコイツが振分バッグを乗せてウィンカーをこのように変更しているのを見て、そっくり真似をしました。
日本人モーターサイクリストはでっかい荷物を後部座席にどーん!と載せるひとが多いようですが、外人さんは振り分けバッグが好きですからね。とても参考になるんです。

ナンバープレート用のネジ穴を使ってステーを取り付けてあるので、荒っぽいことはやってないはずです。

「なぁ相棒、
いろんなことが、あったよな。」

こいつと一緒にボクも歳を取りました。



バッテリー交換

2014年06月13日 | カワサキ 650RS W3

きょうのガレージ。
4台も入っているので狭くなってしまいました。

きょうはバッテリーの交換です。
650RS W3のメーカー推奨、搭載標準バッテリーは、
12V9Ah 12N9-3B,YB9L-Bです。


新旧のバッテリー。
左が前オーナーさんが搭載してたもの。右が新規購入。
どちらも2500円くらいです。(安っ!)
北海道は冬が長く酷寒(-30℃!)、2輪の小型バッテリーは簡単に上がってしまいます。その繰り返しで春までにはすっかりバッテリーが弱ってしまうので、電装系の弱い旧車は毎年交換するくらいでいいのです。
輸入バッテリー、安くて助かります。ちなみに国内メーカー品は1万円台です。


バッテリーケース周辺。
銀色の丸い円盤はエアクリーナーです。
なんだなんだ?あのブラブラした赤い配線は?


バッテリーゴムバンドが欠品していてバッテリーはロックタイで留められていました。
買うと何千円もするので、自分でバッテリーバンドを製作します。
自分で作れば100円しません。


フック部分は切断してバッテリーケースの形状に合わせて加工します。


こんなかんじでいいですか?
バッテリー左側の空間は、車載工具入れです。
赤い配線、気になりますね~


バッテリーバンドを利用して車検証(コピー)を挟みました。
寄せ集めですが車載工具も搭載しました。剥き出しだったプラス極は絶縁テープで養生しました。


すっきり元どおり収まりました。
電圧が安定したので始動も良くなり、アイドリングは安定し、ウィンカーやホーンもちゃんと作動するようになりました。
おや?あの赤い配線がチラ見えしてますね。

あれを使うときは引っ張り出して使います。いちいちサイドカバーを外さなくてもいい。
正解は、バッテリー充電用(+)コード。
マイナス極はボディから取るので、プラスだけ配線を出しています。
先端はギボシ端子、使わないときは被膜で覆うのでショートの心配もありません。
製作費は1本10円くらい。

別のオートバイにもこれを取り付けています。
しっかり絶縁することを怠ってはいけませんが、
ちょくちょく充電するときはこれ、すごく便利なんですよ!











縁の下から僕を支えてくれるもの、このオートバイと彼女の存在

2014年06月13日 | ホンダ XLディグリー


ホンダXLディグリー(1991年)です。

当時交際していた「彼女」が香川県高松市の「バイクプラザTAKI」さんで新車購入したものを彼女から貰い受けました。

当時の「彼女」とは、僕の奥さんのことです。
高校2年からずっと、長い長い付き合いなんです。

話が逸れました。


XLディグリーもまた、実用性の非常に高いオートバイです。
写真のように雪道でも、ほら!(やや苦し…)

リッター30km以上の高燃費。
非常に軽い車体、取りまわし。
天候、路面を一切問わない、酷使に耐える車体。
フルサイズのオフロード車でありながらハイエースや軽バンに簡単に乗ってしまう。
そして、なかなか壊れない丈夫なオートバイです。

これまで2度の大震災(神戸・東北)にも活躍しました。
特に神戸の震災では発生3日目から活動したので道路が目茶苦茶で、
倒壊、亀裂、段差、陥没、そして倒壊家屋や電柱の散乱・・・

亡くなったひと、怪我人、避難者、火災・・・。
震災3日目はまだ地獄絵図でした。

あの修羅場では、
このオートバイがなければ支援活動は出来なかったと思います。

今では仕事に使っています。

周辺エリアのパトロールや、工具箱を積んで救援や出張修理など、
これがなければ仕事になりません。

地球にやさしくて、いざというときは凄い機動性!
頼りになるオートバイです。



時をこえて

2014年06月12日 | カワサキ 650RS W3


6月11日水曜日、名義変更を終了。
650RS W3(昭和48年)が僕の相棒になりました。
写真は旭川陸運支局の前にて

これと同じ写真を前オーナーさんに送ったところ
なぜだ?カバンに反応(笑)

「やっぱりアレですよね!「彼のオートバイ彼女の島」の!」

さすがは同い年!W3世代!わかるう~。

そうなんです。
偶然なんですが、そうなんです。

角川映画「彼のオートバイ彼女の島」(原作:片岡義男 1986年)のなかで、
主人公がW3とともに愛用していたオートバイ用振り分けバッグ。
あれと同じものです。

タチバナのパニアバッグ「US ARMY」。
大学生のとき、これがパニア(振り分けバッグ)でいちばん安かった。
大阪梅田の南海部品で、特売ワゴンに山積みになってました。

バイトの給料は全部、オートバイ旅のために使っていたっけな。

あれから四半世紀を経て、キャンパス地で丈夫なので、いまだに使っているんです。
当時物ワンオーナーですよ。



北関東に住む、同い年のオーナーさんから譲り受けました。
ハイエースに積んで、北海道に持ち帰ります。


夜中のドライブ。外は別れの涙雨。W3は黙ってずっと窓の外を見ていました。

こうして僕のところにやってきた650RS W3。
19歳の頃からずっと探し続けてきた1台に、ようやく巡り逢えました。


僕は幸せ者です。
オートバイ乗り冥利に尽きます。


19歳の心とともに

2014年06月12日 | カワサキ Z750FX(D3)


カワサキZ750FXⅠ D3と呼ばれる後期型です。
原動機は、Z2E。
Z2型最後のモデル。おおよそ750ccとは思えない大ぶりな車体とエンジンを持っています。ご存知のようにZ1Z2と同じユニットで、対米輸出用1000ccのボアダウン版なので、でっかいのです。

19歳。僕が大学生のときに出会いました。
神戸の長田のオートバイ屋にあったこの1台は店の奥で値段がつかず埃を被って鎮座していました。磨かれてもいませんでした。
結局、当時僕が乗っていたカワサキエリミネーター400/2年落ち/車検わずかと無条件交換で僕のもとにやってきました。

いわゆるタダと言っていいかな!?

当時すでにZ2はそこそこ人気があったのですが、FXの人気が出るのはこれからさらに数年先のことです。当時は7年落ち車検切れのFXなど屑鉄のような扱いでした。

この頃のボクは中古のW3を探していましたが、どうしても見つかりません。
カドカワ映画「彼のオートバイ彼女の島」からまだ1年余りでしたから無理もありません。

結果的に、その後の20年以上現在までをこのFXとともに駆け抜けていくことになります。



35歳、現在のFX。(2枚とも)
いろいろ手がかかりますが、まだまだ行きます!
ヤンキー改造とも一切無縁でノーマルを保っている実用可能な車体なんて今じゃなかなか見かけません!