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整備手帳  尾崎 剛と北海道の四季とオートバイ

カワサキ650RS W3のスカイブルーは
故郷・四国の夏の空色
いつまでも、19歳の夏を忘れないように

長期保管のオートバイは、こうして再始動する。北海道編。

2019年04月13日 | オートバイ
オザキが暮らすのは北海道北部(道北地方)だ。
言うまでもなく日本で最も寒冷な地だが、春は案外と温暖だ。

一般的に春夏の気温は高く、太陽が高く昇るこの季節になると気温はぐんぐん上昇して雪解けは一気に進む。

野山では春を待ちわびた草花が一気に花開き、自然のお花畑を出現させる。

こういうところだから寒冷地なのに旨い米が作れるのだ。
来月には田植えも始まるだろう。

ガレージ周辺も雪がどんどんとけてきた。

この週末はお天気が良いというので、
自宅の外まわりの冬準備を片付けることにした。

もちろん!
いよいよオートバイも再始動するぞ!

長期保管のオートバイ。
半年間の冬眠のなかにある、
Z750FX
いわゆる『FX1』だ。

オザキが大学生だった頃にはすでに「旧車」と呼ばれていて、冬の朝などはエンジンのかかりがすこぶる悪かった。
あれからさらに30年以上の月日が流れたのだから、
冬眠から覚めず、
このまま死んでいたとしても文句は言えない。


点滴みたいだけど、まずはフル充電する。
冬の間も月に一回程度は充電していたから、すぐにフル充電された。

おもむろに、

エアクリーナーを引き抜く。

北国の必需品!

スターティング・フルード!

北海道では春一番に農家さんが使うスノーモービルやトラクターの使用開始などにコレが使われる。
半年間、氷点下の冷凍状態だったエンジンを目覚めさせるのにはこれが欠かせないのだ。

春の農作業開始時期になるとホームセンターや農協の資材部などで大量に売られているのを見かける。

これは、
こう使うのだ。

まずアクセルを握る。

スロットルを開いて
キャブレターめがけて直接、

シューシュー

間髪入れず、すぐに、

セル始動。

呆気ないくらい。
セル一発で目覚めてくれた。

最初のうちは

4気筒が安定せず、エキパイの熱もバラバラだったりするものの、アイドリングを続けているうちにスムーズになり安定した。
Z2系エンジン特有の「ヒューン」という音も異常なし。

安心した〜。

エアクリーナーを、

戻す。

次は650RS。
いわゆる、通称「W3」で親しまれるコイツ。

同じ要領で、キック。

1発目は一瞬だけ火が入ってプスッ。
2発目不発。
3発目のキックで力強く始動。

1分程度で安定したアイドリングになった。

ドドンドンドンドン・・・。
バーチカルツインの心地いい鼓動がつづく。
40年以上前のオートバイとは思えないくらいタフでしなやかだ。

こうして3台のオートバイが、
きょうから再始動。

我が家の庭…というか、ほったらかしなので原野だな。
その、家の裏の「原野」に、

福寿草が咲き始めた。

ギョウジャニンニクも、

顔を出した。

北海道にも春がやってきた。



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