
12月に帰ってきてからチャリ旅用のバイクはずっと分解梱包されたまま、ガレージの片隅で眠っていました。(写真:サザンアルプスを越える私 Southland NZ)

輪行(りんこう)袋から取り出しました。いまだ生々しい旅の埃!
昨年は日本列島縦断でした。鹿児島空港に到着後、桜島の火山灰なども一緒に梱包してしまいました。

10分くらいで組み上がります。ハンドルが特徴的な形をしてます。
後ろに650RS W3が見えてます。若干ひがんでいる様子。

フロントキャリア(荷台)です。国産ですが非常に弱くて溶接修理しまくり。原型をとどめていません。頑丈なドイツ製に交換したいと思っています。

後部です。TOPEAKのキャリアは丈夫です。チタンの曲げ板でシートポストと繋いでいます。サドルは英国の馬具職人のハンドメイドによる馬の革です。やっぱりこれが一番ですね。そして工具入れはこうでもしないと、海外の場合はあっという間に持っていかれてしまいます。

これでもか!っていうくらい水を積むので、こうなっています。
命をつなぐあれこれは、オートバイの旅とは比較にならないほどシビアです。
こちらは国内チャリ旅用の車輪。

こちらは海外チャリ旅用の車輪。特に辺境の旅ではどうしても荷物が重たくなるので太くて丈夫なものを使っています。
フロントブレーキはディスクブレーキです。雨、雪、砂塵、どんなときにもしっかり効くしトラブルも少ないので一度使ったら従来品には戻れません。
ああそういえば650RS W3もフロントだけはディスクですよねっ!

こんな姿です。

そして、こうなるんです。(写真:オーストラリア大陸横断 ナラボー平原を通過中 SA-WA AUS)
僕の旅は、やっぱり自転車。僕にとってバイクといえば自転車です。
オートバイで5000kmの旅に出るとなると、やはりちょっと不安です。途中で片肺になったり、原因不明のオイル漏れが始ったりしたら、どうする?
ロードハウス(オアシスのこと。水と食べ物と簡易宿泊施設、ガソリンスタンド等がある)は、まだ200km先。
やばいです。
でもチャリ旅ならどうでしょう。片肺になったらしっかり食べて休養していたらいつの間にか治ってしまいます。休養中に階下のパブにたむろするオッサン達と仲良くなったりします。なんたって丈夫な自分の足がある限り、バイクならどこまでも前進できる。200km上等、途中で動けなくなってもイザとなったらトラックに乗せてもらいますから。
5000kmの雄大な旅。バイクは我が相棒。頼りになるヤツです。
じゃ日本列島縦断は?
うちのオートバイじゃ、4台どれもちょっと不安ですが、
バイクだったらいつでも出発できるし、それに楽勝です!
自転車の長い旅は、2輪を深く知り、心を理解することができる重要な機会です。
体が自由になるうちは、長い旅はいつまでも自転車でいきたいと思ってます。