整備手帳  尾崎 剛と北海道の四季とオートバイ

カワサキ650RS W3のスカイブルーは
故郷・四国の夏の空色
いつまでも、19歳の夏を忘れないように

近況報告です

2021年01月04日 | 自転車
ご無沙汰しております。

最近は2輪車は2輪車でも、
化石燃料系ではなく
脂肪燃焼系の2輪車に精を出しております。

つい先月も自転車で7週間、
日本列島を北海道から鹿児島へ縦断してきました。
日本列島縦断は7度目です。オートバイも含めたら10回以上です。
正直、少々飽きてきたかも。(笑)

ふたたび国境が開放されたら
どこかに行こうと思います。

自転車の最大の魅力はそこだと思います。
世界中どこだって行ける。

オートバイが好きですが、
オートバイだと分解して輪行ができませんから旅は国内に限定されます。
私は英語にはあまり不自由はありませんが、それでもオートバイを国際貨物にして国境を超える労力は少々難儀に思います。気軽に国際線に乗るのと比較して何十倍も手間と時間が必要です。
そこが最大のネックだなと感じてます。

あ、もちろんW3もFXも現役、元気にしております。
雪のない季節には
たまに近所に出かけてます。

2021年1月現在、冬季ということでオートバイはお休み、
車体は雪に埋もれたガレージのなかで冬眠中。さきほどの気温は-15℃。
あまりにも低温だとバッテリーが割れることがあるので
バッテリーは外して室内保管、たまに補充電したりしています。

ブログ「整備手帳」を
これからもよろしくお願いいたします。




冷たい雨が降る日は、

2015年11月27日 | 自転車
東シナ海を望む海辺の無人駅から汽車に乗った。

南九州、JR枕崎線にて

自転車には、輪行という技がある。
分解して梱包袋(輪行袋)に収納して手荷物にしてしまう。
列車や飛行機はもちろん、
その気になればヤマト便で送ってしまい、
飛行機で悠々と帰ることもできる。

高校一年生のときに輪行デビューした。
クラスメイトのマニロウと一緒に自転車で高松市から九州の長崎まで行った。
一週間かかったが、帰りは普通列車で、たった丸一日で四国まで帰ってきた。
自転車は、その気になれば10分で梱包できる。
もちろん国際線に載せて海外にも持っていける。

オートバイでは、それらは無理。
自転車よりも行動範囲は狭くなる。
目指すはせいぜい北海道だろうが、
僕は北海道民なので…。困ったな。

通勤通学近所のコンビニから、世界の辺境まで。
自転車は、そこがいい。

少年の頃も、大人になっても、
やることは同じだ。

そこもいい。









自転車のスプロケットだって、ぴかぴかにしたい!

2014年08月28日 | 自転車

ピカピカの魔物に取り憑かれると、我を忘れます。

ぴかぴか、ぴかぴか・・・。

いったん始めてしまうと話しかけられるのも億劫になるので、
仕事の合間にやる、ということができないのが悩み。

商売になりません。

はっと気がつけば、日が暮れて手元が見えなくなっていました。



僕の、長距離旅専用の自転車。

ハブやディスクブレーキのオーバーホールや、ワイヤー類の張り替えなど、まだまだやることがいっぱいあるのですが、これ以上に手をつけてしまっては仕事ができなくなるので、
あとはプロに任せようと思います。

オートバイだったら、ちょこちょこイジったり、
仕事の合間の休憩時間なんかを使って
「ながら仕事」ができるのになー。

あ、いや、オートバイには集中しないとか、
そんなことはないと思うんだけど。

よくわかりません。

自転車もオートバイも、
基本的には同じ。

ただ自転車は人力ですから、ちょっとした手抜きは全部自分の体に負担になって跳ね返ってきます。
そりゃあもう、ガツンとくる。
アクセルひとひねりで誤魔化せないですから。

だからなおさら、
仕事は丁寧に行いたいところなのです。






帰郷 ニュージーランド

2014年07月27日 | 自転車


今の私の生活は、ニュージーランドが原点です。

ビジネス起業のヒントも、ノウハウも、生活も、いろんなルーツがNZにあります。
そこにもココにも、NZが隠れているといっていいと思います。

しかし、もう3年帰っていません。
そろそろ、心のストックがなくなってきました。

いろんなことが日本的・アジア的発想になってきている自分を感じます。
それはあまり良い傾向とは言えませんし、いずれ自滅するでしょう。

私の仕事には日常的に英語が欠かせません。我流なので正確ではないうえ、アジア系の方たちとの熾烈なビジネス駆け引きに使用するばかりです。翻弄されつつだんだんと心が壊れて引きずられるままに彼らの拝金主義に取り込まれそうになっていることを感じます。これは大学でも学んできたビジネス「三方良し」の精神にも反します。
ただでさえ怪しくておかしな私の我流オセアニア英語?もまた、より一層おかしくなってきました。金銭駆け引きではない日常会話やジョークがポンポンと出てこないし、耳が悪くなっている。自分でもわかるのです。

英語で笑えない自分がいます。これはいけない。

そろそろあの陽気な空気に揉まれないと!
田舎町のパブで地元のおっさんたちにさんざんイジられながら、べろんべろんに酔いたい気分でいっぱい。

あまり野心的ではない私はNZ的エコな発想と、何も無いところから面白いことを生みだすアイデア、そして日本古来の「三方良し」の精神をもって今の仕事をマイナスから(倒産から)引き上げてきました。

私の幸せはNZがルーツであり、NZに住む友人たちであり、常に支えられていると思っています。

私の心にはいつもウェスタリー(西風)が吹いている。
でも、最近はそれが弱まっている。



今年は久しぶりに帰ろうと思います。
7週間かけてじっくり自転車を走らせ、西風に身を任せ、南緯45度の暴風に翻弄され、坂道にキュウキュウにされてこようと思うのです。

長い旅は自転車で。

この、一歩一歩が大事。
流れ落ちる汗、吹いている風、容赦ない日差し。
全身で大地を受け止め、風を感じ、前に向かって歩む。
苔のにおい、家畜のにおい、磯のかおり、アザラシのふん。よちよち歩きで道路に出てきたペンギンと鉢合わせ、牛に追いかけられ、農夫のおっさんに「いい天気だね!」と声をかけられる。

化石燃料はいらない、私の足。私の一歩。
この一歩一歩が、とてもいとおしく思います。