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整備手帳  尾崎 剛と北海道の四季とオートバイ

カワサキ650RS W3のスカイブルーは
故郷・四国の夏の空色
いつまでも、19歳の夏を忘れないように

650RS W3 純正当時物レギュレーター☆

2015年05月29日 | カワサキ 650RS W3
新品のICレギュレーターを取り付けたところ、
チャージランプが消灯せず充電されなくなった650RS。

なんと、
ozakiの配線ミスでした。

ショボーン(。-_-。)

プラス→赤
黒→黒
黄色→黄色
緑→空色

だと思い込んでいました。

遠い目( ̄◇ ̄;)


配線図を再度確認して
ちゃんと配線し直しました。

左のピカピカ銀色が新品レギュレーター。
右の色褪せた金色が純正当時物レギュレーター。

黄色→緑へ
空色→黄色へ繋ぎます…

黄色→黄色じゃないよ。
思い込み厳禁で‼︎

エンジン始動。

あれ?やっぱり消えません。

いえいえ。
エンジンの回転を上げると消灯して、正常に充電されていることを確認しました。

やっぱりozakiの配線ミスでした。
♪───O(≧∇≦)O────♪


そしてまた再び、
純正当時物レギュレーターに繋いでみました。

ビシッと消えます。900回転。

新品。

んー。
消えそで、消えないよ。

んと。
1100回転で、消えます。

ん~と。

とりあえず、
やっぱり、

古いのを使おうと。
♪( ´θ`)ノ

ですよね!

交換は、壊れてからでも遅くない。

それにしても、
43年前の電子機械、
純正当時物レギュレーター。

ザ・昭和。
made in NIPPON

デキる奴です。
まだまだ働く43歳。

凄いね!


わやわや星がやってきた!(W3メンテナンス地獄 初級)

2015年05月26日 | カワサキ 650RS W3
車検も近いことだし、
夏になったら忙しくてオートバイどころではなくなるので
そろそろ電装をリフレッシュしましょう!ということで、
ボチボチと、

コンデンサー
イグニッションコイル
プラグコード
プラグキャップ
レギュレター
 
などを新品に交換しました。

おや?

想定外な第一発見あり

切れとるやないか!

これまで支障なかった。
謎。(苦)

適当に

繋ぐ。(笑)

650RSはとにかく面倒くさいのです。
昭和満載なのはいいけれど、
面倒臭さも昭和。
とにかく、効率とか合理性のカケラもありません。

これは何なの?
ヘッドライトが切れたら検知して自動でハイビームに切り替わる?
とかいうらしい(詳細不明)、
明らかに不要なシステムをはじめ
(しかもかなり場所を占有している迷惑な謎ボックスあり)

ネジがなんでソッチ向いてるの?
なぜ、手が届かない位置にネジがあるの?
これは何なの?(明らかに不要なシステム)
これだけのために、全部外すの?
なぜ、こんなにバラバラなの?

うわあああああああああああああああああああ!!!!
とにかく謎ボックスが邪魔っ!!

なぜ?
なぜ?

なぜが100万回くらい飛び交う大変な作業です。

イグニッションコイル交換とか
イグニッションコイル交換とか
イグニッションコイル交換とか。

「ええ加減にせーよー!」
何度叫んだことでしょう。

Z750とか、BMWならば30分もかからないことが、
なぜか3時間かかってしまうのでした。

ほんま、昭和です。
時間がゆっくり流れていた時代のオートバイです。

これだから、
手に負えなくなって手放すひとが後を絶たないのだと思います。

オートバイ屋さんに頼んでも
手間がかかるから工賃が高くなる。

そりゃあそうでしょう。
好きでなければ、関わりたくないかも。

でもね。
苦労してやり遂げて、

やっぱり電装系を新しいものに交換すると
全然違います!

びゅんびゅん走ります!

電装系のリフレッシュとは、
つまり、
動脈硬化起こしかけのオッサンが、
20歳代の血管になるわけなのです。

だから、
めっちゃ調子いい!


しかーし!

W3はこのままでは終わらないのです。

消えないチャージランプ。(赤いの)

僕のRSは、いつもならば1000で消えます。

しかし、
回転あげても消えない。3000、4000、全然消えないのです。

これはおかしい。
発電していない??

なぜだ!
上記の作業に関係あるのか??


試しに、ヘッドライトを点灯して回転をあげてみます。
光量に変化がない。

いつもならば、エンジンの回転をバーッとあげていくと
発電機もバーッとなるので、
パーッと明るくなるのです。

つまりこれは発電されていないことを意味します。

配線図(割と単純です)とニラメッコです。
そうだ、レギュレターを見てみよう。

新品のレギュレターに、電気がきていない!

・・・。

まずはギボシ(電気の接続)の抜けをチェック。

それから、メインハーネス(電気の基幹配線)などの断線をチェック。

異常なし。

ダイナモ(発電機)は、ホーン(警音器)の裏にあります。

タンクのKAWASAKIロゴの下、エンジンの中ほどにある丸いのがホーン(警音器)です。

ホーンを外して、ダイナモ(発電機)をチェック。

いきなり、ホーンの配線が切れかけてる!(泣)
このあと、めでたく切れました。(笑)

そして恐る恐る・・・。

ダイナモ。

エンジン始動。

発電してるかチェックします。

もちろん、

ダメでした。
針はわずかに振れるだけです。1Vくらい。


あ~残念。

どうやら今回の電装リフレッシュとは関係なく(たぶん)
偶然、同時期にダイナモが発電しなくなり、寿命を迎えたようでした。

あくびをしたら痔が切れた、みたいなものでしょうか。(違?)


僕もW3乗りなので、スペアのパーツ
なかでも2度と入手できないであろう重要部品のストックには余念ありません。
一応、予備はあります。

これがダイナモ。発電機。かなりボリュームのある重部品です。
これが在庫2個あり、それから、部品車にも付いてるから3個。
しかし、この写真の2つは、かなりくたびれてます。ひとつなど、オイルが滲んでる。
なぜ、中からオイルが?
コイル内はびしゃびしゃかも。

・・・。

とりあえず。
きょうはここまで。

参りましたW3様。
降参、降参。

ビュンビュン走るようになったけれど、
発電機が壊れたオートバイなので、
バッテリーを使い切ったら、ストンと止まります。
つまり当分、乗れそうもありません。

残念!

6月の北海道は、いい季節なのにな。











初夏が走るよ北海道☆

2015年05月24日 | BMW R100トラッド
旅は、

いいもんですね。
(網走近く、海沿いの廃線跡にて)


オホーツク海に

陽が沈み、
(知床半島ウトロ)


森林の

命の営み、精気に触れ、
(場所 ひ・み・つ)


宝石に

目が眩み、
(日高・浦河町 お料理「松山」さん)


ナイスな看板に、

大いに納得。


ややや!

ニセコ道の駅


おおー!

嬉しー!


5年前、地球最南端の町※で友と出逢った。
※その町には地球最南端のマクドとサブウェイとスタバがある(^^)

その友は今、帰国してニセコに暮らしている。


その友人夫婦が営む宿

とっておきの時間が流れていた。


出発の朝。

友が撮ってくれた。


帰り道、三笠で高速道路を降りて桂沢湖経由で富良野を目指した。
ここは富良野方面への近道で交通量もそこそこある。
山越えのワインディングロードだけど、この季節は気持ちいい。

桂沢湖あたりで先行するオートバイに追いついて、
富良野盆地に下りるまで後続して走った。

僕はひとりが好きで(実際には「ひとり」ではない。相棒がいる)
いつもひとりで走るけれど、
誰かに続いて走っていると、
なんだか友とのツーリングみたいで面白かった。

学生の頃みたいだ。まだ名前がオザキだった頃。

タイヤがアスファルトを噛む音を感じる。
R100の排気音は静かなので、五感を狂わせない。

アイドリング時には、
「どっ、どっ、どっ」というドスの利いた重低音だけど
走り始めたら電気モーターのように素直になる。

よく言われる振動は、シリンダの左右運動の際にある程度相殺されるので
中高速域では気にならなくなる。

乗りにくい、と言われることもあるR100だけど、
僕のR100は1000ccなのに400ccのように軽やかで
センタースタンドはヒョイと上がるし、(Z750の半分だ!!)
取り回しはホントに中型2輪みたいだ。

シフト、ギア感、吹け上がりはZ系に極めて似ているし、
コーナリングでは、スーッと沈み、スーッと立ち上がってくる。
Wのようなサスペンションのボヨンボヨン感も皆無だ。

よく止まり、よく曲がる。
見た目のクラシック感は、走りからは感じない。

悪く言えば味気なく、
よく言えば完成されたオートバイ。

つまらないことに、
頑丈すぎて滅多に故障れない。(笑)

基本設計はナチスドイツ頃の軍用2輪であり、
1950年代から1990年代の最終型まで大した変更はなかった。

完成されているから、モデルチェンジは必要なかったのだと思う。
ちなみに、これだけ古い設計でありながらも、
ド・ノーマルで、リッター25kくらい走る。

どーだ!参ったかプリウス!
町でも20kだぜ。


森のなかをR100が疾走する。
五感に、新緑が染み入ってくる。
いっぱい、いっぱい。

先行の方も、追いついてきたボクをそれなりに気にしてくれたみたいで、
位置を変えたりしてくれる。

知らない誰かとつながり合えるのは、オートバイならではだな、と、
改めて思った。


帰り道、札幌近くのパーキングエリアにて

「それは無理。」と君に呟く。



充電完了。
さあ、明日からガシガシ働きますよ!








鍵なし部品取り車のイグニッションキーを回すぜ!☆650RS W3

2015年05月10日 | カワサキ 650RS W3

鍵なし書類なし部品取り車。
鍵がないので、原始的な、いわゆる
「直結」
という方法でメンテを行っていましたが、

やっぱりイグニッションキーを回したい。

ということで、
モノキー化に挑戦です。

ここで断っておきますが、メインのイグニッションキーをモノキー化してしまうと、カワサキ旧車系のほとんどの鍵でスイッチON出来てしまいますから、
ご注意よろしくです。

イグニッションキーを取り外しました。


配線は4本です。


確かに4本です。


カシメと闘いようやく分解しました。


スイッチの接点です。ベアリングが入っているので玉を無くさないように…。


中の、灰色の長方形の部分がシリンダーです。
ココをトントン叩いてシリンダーを抜きます。


抜く前のシリンダーです。

写真を撮り忘れましたが、このあとシリンダーを抜き取って、分解し、鍵を構成するピンを抜き取りました。
ただ、ピンをすべて抜いてしまうと元に収まらないので、鍵の形状にあわせて差し支えのない1~2本を残して元に収めます。

さあ、やってみましょう。

まずZ750FX1の鍵です。


部品取り車に挿します。


おおー!ONしました!


続いて、実働W3のスペアキーで挑戦。


挿します。


ONだー!

イグニッションキーのモノキー化、成功しました。

これで、面倒な直結などしなくても良くなりました。


赤い直結コードよさらば!

鍵のない車両を所有の皆さま、
モノキー化は案外と簡単です。









君に心肺蘇生を!キャブレター分解掃除から火入れまで。 ☆650RS W3

2015年05月09日 | カワサキ 650RS W3
不動、書類なし、鍵なし
屋外放置朽ち果て系スクラップ。

部品取り車だけど、
無性に、もう一度、命を吹き込みたくなってしまいました。

火を灯せ!

蘇れ!650RS!

昨日、大変な苦労をして中身を分解掃除したキャブレターを再び組み入れて、
ついに新鮮なガソリンを流し込みました。

まるで点滴です。

エンジンオイルを交換。
オイルパンの底には泥状のものが滞留してました。
オイルパンなどの中に落ち込んだ液体ガスケットのカスを取り除くのに時間と労力を消耗。よく見ると、あちこちに液体ガスケットが使用されています。これから先はカバーなどを外すたびに30年以上前のものらしい残留ガスケットを削り取らなければなりません。(泣)

クラッチオイルを交換。
予想に反して汚れも劣化もない透明で良質なオイルが排出されてきました。
倉庫の奥に眠っていたトヨタディーゼル用10W-30鉱物油が丁度良い粘度でしたのでクラッチオイルに使用しました。(雑)

ポイント接点を水平に、いつもよりも丁寧に磨きました。
なんとブレーカーボックスにガスケットが付いていません!

しかし、中はとても綺麗でした。ガバナーもカッチリしていてゴムの劣化もなく新車みたいでした。

エンジンを始動してみます。

スターティングフルードを、キャブレターを通して燃焼ルームに2秒弱吹き込みます。

半キック2発。
ドゥルン!

あっさり掛かった!

しかし、片肺でした。(しょんぼり)

左は昨日、力強い火花を確認していましたから、新鮮なガソリンさえあればエンジンは復活するだろうと思っていましたが、
右も、たぶん大丈夫だろうとタカをくくってしまい、確認を怠ったのでした。

改めて確認して見ると
やはり、火花が飛んでいません。

プラグコードは割れていましたが、原因はコレじゃないようです。

交換してもダメでした。

あの手この手を試します。
ビビビビッときたらいいんだけど、ビリッともきません。(落)


右エンジンは、コンデンサーか、イグニッションコイルが死んでいるように思います。
イグニッションコイルにテスターを当てると、一応通電しますから、コンデンサーかな?
続きは明日。あらためて原因を探ってみようと思います。

火花さえ飛べば、きっと生き返ります!


それにしても…。

実働車ではなく、
部品取り車の整備に沈没するなんて。

僕はいったい何をやっているんでしょうか…。

続きはまた後日。

☆追記
原因はイグニッションコイルでした。
コンデンサーは左右を入れ替えても元気そのもの。
見た目はショボイのに、40年前の電子部品なかなかやります。