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整備手帳  尾崎 剛と北海道の四季とオートバイ

カワサキ650RS W3のスカイブルーは
故郷・四国の夏の空色
いつまでも、19歳の夏を忘れないように

軽商用バンでトランポできる!?

2014年09月27日 | オートバイ輸送(ハイゼット・軽バン)
ダイハツ ハイゼットカーゴ


スペックだけ見れば、一応、乗せられそうなのです。



自転車を積んでみた、の図。26インチ MTBベースの長距離用自転車です。

フロア長は純粋に180cmあります。26インチのこの自転車(長さ180)は、車輪装着のまま、まっすぐのまま、スッと載せられます。

後部座席をすべて倒して、さらに助手席を前に倒して斜め積載の場合、最大で長さ220cmを確保できます。オートバイ積載なんとかなるかも?



横から見た、の図。

この軽自動車は「ダイハツ ハイゼットカーゴ クルーズ」 軽商用バンのなかでは積載No.1といわれるものです。標準は後部座席ベンチシートですが、クルーズは分割シートになっています。1列だけ残すことができるので汎用性が広く、とても便利です。
ただやはり、自転車を積んだだけでもそれなりに圧迫感が感じられます。



ハイゼットの開口部は実寸で115cm。屋根高120cm。
W3は、このとおり。ギリギリなので実際にレールを使って積載することは困難だと思います。
ミリ単位でギリギリかな?とも思いますが、たぶん無理です。リスクが高すぎるので試してみようとも思いません。


僕の所有するオートバイは4台。
 ①カワサキ650RS W3 長さ210cm
 ②BMW R100トラッド 長さ220cm
 ③カワサキ Z750FX1 長さ223cm
 ④ホンダ XL250ディグリー 長さ205cm

スペックだけを見て積載可能なのは、
 ①650RS 不可 開口部が通過困難
 ②R100 不可 開口部、天井高いずれも不可
 ③Z750FX1 不可 車体が大き過ぎる
 ④XLディグリー 条件付きで可 フロントフォークをタイダウンベルト締めで縮めるなどの下準備が必要 

結局、なんとかなりそうなのは、④のオフロードだけでした。
しかし、積み込み時には作業員も一緒に車内に入るわけなので作業領域が極めて狭く、実際には大変な苦労をしながらの積載になります。

そもそもバンパーが弱いので、レールを載せるだけでも難アリです。



やっぱりハイエースが一番みたいです。(写真左奥)

ちなみに軽商用バン「ハイゼットカーゴ クルーズ4WD」の燃費は、レギュラーガソリン1リットルあたり、13~17kmくらいと旧車オートバイくらい。年間維持費はオートバイよりもちょっと高い程度。
経済性は抜群。

後部荷台はとても広いのでテント替わりになります。遠征登山の移動基地に、自転車トランポに、最適だと思います!


プレゼント

2014年09月24日 | カワサキ 650RS W3

きょう、大きな荷物が届きました。



わわわ!うれしい箱がいくつも入ってます!



650RSの新品ガソリンコック!



新品よりも新品な?完璧に分解清掃された650RSのキャブレター
これは極めて貴重品です。



当時物の純正、保存状態の良好なサイドカバーとオイルタンク 650 ROADSTAR のロゴ入り
現存数が少ないうえブルーは人気なので良品は滅多に中古市場に出てきません。



いい色です。



そして枕。
「ちがーう!」



双子のスカイブルー!



僕のタンクは、当時物の純正。当時のままの姿。



譲ってもらったタンクもこの通り!遜色ないです。
僕はやっぱり、W3のこの色が好き。


650RSW3で駈ける、これからの20年。
大学生のころ、欲しくて欲しくてたまらなかったこの1台で、僕は走り続けます。

ビジネスには神経をすり減らすけれど、仕事の合間にはW3があります。ビジネスとW3は、いつも一体。

そして、いつか、650RSが動かなくなったら、ビジネスはそろそろ引退の潮時かもしれません。
そんなジジイのために、動態保存されたZ750FXが僕の帰りを待っています。

まったく、ほんとうに、19歳から進歩していないけれど、
これはこれで、いいんだと思います。

これらの貴重な品々を譲ってくれた箱根の雷仙人さん、最高のプレゼントです。
どうもありがとう。



ジジイになったらオートバイ

2014年09月24日 | カワサキ Z750FX(D3)

歳月を一緒に駆け抜けてきたコイツも、いまやご隠居さんだ。
ここ、部品棚の前が相棒の指定席。
いつもここで、こうして鎮座している。
自慢のごっついエンジンも、さすがに煤けてきた。

一切改造をしていないこのFXは、市場ではとてつもなく価値があるという。
売れば200万円を下らないとか。

でも売らない。
お金じゃない。
コイツは相棒だから。

相棒は、もちろん動く。
エンジンは一発。
OHしてからいくらも走っていないから、いつでも絶好調で走り始めるだろう。
走っていないけど定期的にエンジンを始動してカストロールRSを交換している。

ここ、マニアには、突っ込みどころだろう。

大学生のころからずっと、4輪用のカストロールRSを入れてきた。
だからこそ今日がある。廃車したことは一度もない。
いろいろ意見はあるだろうけど、自由にやらせてほしい。
俺の相棒だから。


タンクに埃が積もっている。昔なら考えられなかった。
雨でも乗っていた。アルバイトが忙しかったから。

ジジイになったらまた乗ろうと思ってる。

Z750FX。
ジジイにはぴったりな1台だ。


それまでは、埃をかぶりつづけるだろう。


650RS W3 点火系メンテナンス ポイントを磨く

2014年09月23日 | カワサキ 650RS W3

さいきん調子悪いです・・・。

キック2、3発でエンジンは始動します。
でも、
でも、

ガガガガガガーーー
ギュルギュルギュル

バン!

バン!バン!
ギュゥゥゥゥゥゥ・・・・

プスン。

おいおい、腹の調子悪いんちゃうか?
と言いたいところです650RS。

これって、バックファイヤーっていうんでしょうか。
左だけ、マフラーから、バン!バン!という爆音。
そして赤い炎が、でます。

ああ、かっこいい!

たぶん、喜んではいけないんだと思います。(汗


エンジンが温まると左もいつの間にか正常に動き始めるのですが、
冷えたエンジンの始動時に決まって片肺になるのは、絶対おかしい。

始動時、どうやら左の火花が正常ではない様子。
これはまず、ポイントを掃除するしかないようです。

それでもダメならば、徐々に別を当たっていくしかないでしょう。

ポイントは消耗品。
定期的に掃除して、交換しなければいけないモノ。
ボクはプラグと同じだと思うようにしてます。



ここにポイントやガバナーを納める「コンタクトブレーカー」があります。(丸いもの)
たぶんこれがあるのはW3あたりが最後のモデルじゃないでしょうか。
埃などを嫌う部品なので圧縮空気で周辺をシューシューして綺麗にしておきます。



コンタクトブレーカーの蓋。ポイントの蓋と言ってもいいでしょう。
結構しょっちゅう開けるのでネジは固く締めすぎないように。



開きました。
周辺の赤いガスケットを傷つけないようにします。
オイルが溜まっていたりしたらガバナー周辺のガスケットを疑います。



磨くのはココとココ。矢印のところ。
噛み合わせを磨きます。


噛み合わせの部分、上も下も両面を平らになるよう磨きます。



2か所、あります。すでに噛み合っていて開いていない場合は、何かを差しこんで開くといいでしょう。
でも接点を直接押し開いてはダメですよ!

いろんな方法があると思いますが、ボクは細目の紙ヤスリを使っています。
薄いところに差し込むので、コレがいちばんやりやすいようなのです。
ただ、均等に平たんになるよう磨けているかどうかは勘によるところが大きいので、ちゃんとオートバイ屋さんで指導を受けたほうがいいと思います。

磨き終えたら、また圧縮空気でシューシューします。
特に、金属粉が出たと思われる接点はしっかり飛ばしましょう。
ガスケットを軽く拭いたら、ふたたび蓋を閉めます。



元に戻します。
あ~やれやれ。ホッとしました。


さあ、エンジンはかかるのでしょうか???

このあと僕のRSは一発で正常始動するようになりました。
走行中のミスファイヤもぐっと減りました。