●色彩俳句444・光彩16・巽巨詠子1・2019-08-14(水)
○「じゆんさいの光るをすゝり山を愛す」(巽巨詠子1)
○季語(じゆんさい・三夏)(→「俳句季語一覧ナビ>愛すを使用した俳句」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:蓴菜沼に盥舟をうかべて採る「じゅんさい」。つるんとした食感が夏の風物詩となっている。秋田出身の作者の、愛すべき郷土の名産を詠み込んだ句であります。
●巽巨詠子(たつみきょえいし)(1917※~1996)
○好きな一句「煖炉焚け焚け赤ん坊生る」2
○季語(煖炉・三冬)(→「現代俳句データベース」より引用)
【Profile】:秋田県出身。1941年除隊すると、教職を捨てて上京し、→吉田冬葉のもとに寄食し師事。「あざみ」創刊に参加。1947年、俳誌「高秋」を創刊、1950年後継誌「幻魚」創刊。秋田県の多くの俳人に影響を与えた。「小熊座」主宰→佐藤鬼房は、巽巨詠子を「ゴム長のかの風狂よ羽後とんぼ」と詠んでいる。(※生年の1917は死去年と死去年齢から推定)
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