●方法俳句0261・同質因果030・室生幸太郎01・2016-01-15(金)
○「落葉焚く軍手で軍手の火を払い」(室生幸太郎01)
○季語(落葉焚・冬) 「おちばたくぐんてでぐんてのひをはらい」(→「現代俳句データベース」より引用)【→方法俳句-索引01・方法俳句-索引02 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:方法の「同質回帰・因果」。「同質因果」12句目。右の軍手で 左の軍手の 火の粉を払う 両の素手は 軍手に深く 守られて 火の粉は遠い 記憶のようだ
●室生幸太郎(むろうこうたろう)
○好きな一句「去年今年火のなかの火が燃えあがり」02
○季語(去年今年・新年) 「こぞことしひのなかのひがもえあがり」
【Profile】:1933年、岡山市笠岡市出身。1952年「青玄」に入会、→日野草城に師事。草城の娘婿。草城没後は→伊丹三樹彦に師事。1962年、青玄賞受賞。翌年、現代俳句協会入会。「青玄」終刊により、2007年有志とともに後継誌「暁」を創刊。2008年、現代俳句協会賞受賞。現代俳句協会理事。大阪府箕面市在住。
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