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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

●色彩俳句083・青05・田川飛旅子・2012-06-27

2012-06-27 00:00:05 | 色彩俳句

○色彩俳句083・05・田川飛旅子・2012-06-27

○「ピーマンのき拳や核戦争」(『外套』1965)(田川飛旅子01)

○季語(無季)

【鑑賞】:ピーマンの形象を「青き拳」に喩えました。さらに「青き拳」と「核戦争」との配合です。この句には季感が感じられず「無季」の句としましたが、厳密には「ピーマン」は秋の季語のようです。

 

田川飛旅子(たがわひりょし)(1914~1999)

○好きな一句「犬交る街へ向けたり眼の模型」(『外套』1965)02

○季語(獣交る・三春)

【Profile】:東京都中野区出身。一高時代、土屋文明に短歌を学び、「アララギ」に入会。1940年、東京帝国大学工学部卒。エンジニアとして古河電池勤務。同年、「寒雷」創刊とともに→加藤楸邨に師事。一時期「」の同人となったが辞退する。1973年「」を創刊し主宰。現代俳句協会幹事長。工学博士。

田川飛旅子掲載句

03武装して猟師厠を出で来る(『外套』1965)(猟師・三冬)〈特集107・家屋俳句1-6厠〉2012/12/14

04非常口に緑の男いつも逃げ(『使徒の眼』1993)(無季)〈色彩406・緑2〉2018/11/19

05春立つと剥製屋より太い煙(『植樹祭』1970)(春立つ・初春)〈特集628・商店俳句1-2剥製屋〉2023/7/14


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