俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句404・緋2・岩田暁子1・2018-11-8(木)
○「日短し梵鐘を聞く緋毛氈」(岩田暁子1)
○季語(日短し・三冬)(「俳句201602」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「緋毛氈(ひもうせん)」とは雛段に敷く緋色の敷物。掲句の場合は戸外に設えた茶席の敷物でしょう。その材質は、いかにも梵鐘の音の沁み込みやすそうなフェルト地。日もだいぶ短くなりました。〈緋色#d3381c〉
●岩田暁子(イワタアキコ)
○好きな一句「寒鯉の鰭動かざる旧き水」2
○季語(寒鯉・晩冬)(引用同上)
【Profile】:1969年生まれ。→伊藤敬子に師事。「笹」同人。俳人協会会員。
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■Pickup「日短・短日(三冬)」7句(20181108)
01「短日の髪をこぼれて雨の粒」(山西雅子)(「俳句」2005.5)〈好きな一句〉
02「短日の上野で過ごす短時間」(透次)(『雷光』2014)〈三色絵俳句154〉
03「短日や砂を噛みゐる貝の腸」(斎藤梅子)(『朱夏』2001)〈好きな一句〉
04「短日のぎいと鳴り止むオルゴール」(透次)(『残光』2015)〈三色絵俳句200〉
05「カステラのざらめ嚙みあて日短し」(高瀬哲夫)〈五感俳句 254味覚17〉
06「弔問も加はりし旅日短」(安原葉)〈特集俳句 361旅の俳句〉
07「日短し梵鐘を聞く緋毛氈」(いわたあきこ)↑