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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句403・抽象の物質化13・村重香霞1・2018-11-1(木)

2018-11-01 04:56:00 | 方法俳句

●方法俳句403・抽象の物質化13・村重香霞1・2018-11-1(木)
○「ふつくらと香りを詰めて菊枕」(『影に遅れて』2014)(村重香霞1)
季語(菊枕・晩秋)(→「ふらんす堂」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:「抽象の物質化」第13弾。この句の抽象とは「匂い」。「香り」の物質化であります。菊枕の香りが枕の中で、ふっくらとした実態を持っています。

 

村重香霞(ムラシゲコウカ)
○好きな一句「大いなる影に遅れて桐一葉」(『影に遅れて』2014)2
季語(桐一葉・初秋)(引用同上)

【Profile】:1945年愛媛県出身。松山市在住。書家。1997年「」入会。→鷹羽狩行に師事。2004年狩同人。2005年俳人協会会員。2011年「狩」弓賞(30句)受賞。平成25年「毎日俳壇賞」受賞。

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