○方法俳句0334・不明020・西川火尖01・2017-06-08(木)
○「ぐしぐしと汗拭きをれば呼ばれたり」(西川火尖01)
○季語(汗・夏) 「ぐしぐしとあせふきをればよばれたり」(→「曾呂利亭雑記」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「ぐしぐし」というオノマトペも愉快なのですが、さらに面白いのはこの句の情景。いったい誰に呼ばれたのか。病院の受付か。面接官か。街角で背後の知り合いからか。「不明」の魅力がふくらみます。
●西川火尖(にしかわかせん)
○好きな一句「書庫といふ草いきれにも似たるもの」02
○季語(草いきれ・夏) 「しょこといふくさいきれにもにたるもの」
【Profile】:1984年、京都市出身。2005年、俳句を始める。2006年、「炎環」入会。→石寒太に師事。「炎環」同人。
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